海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

勝手に人類必見Amazonプライム映画5選

Amazonビデオのラインナップをつらつら見ていたら
結構プライム作品が入れ替わってた。
(前からあるのに気付いてなかっただけかもしれないが)


ベン・ハーがプライムになってるよ〜〜〜〜〜地球に生きてる人皆観て!

羅生門は、セリフが聞き取りづらいのでヘッドホンで見るのがおすすめ。
黒澤作品はほか「夢」「乱」などもあります。

ビフォア・サンセットは、その前作のビフォア・サンライズ観てないと
内容がわからないので、面倒だけど、そっちも是非観て欲しい。

野獣死すべしも超おすすめなんだけど、
私は二度と観たくないです。
でも松田優作の壮絶な演技に人生の二時間を捧げる価値がある。
絶対みるべき。

アンタッチャブルは死んでも観てくれ!!!って感じです。


野獣死すべし

野獣死すべし

少女ファニーと運命の旅

shojo-fanny-movie.jp


最近観た中で一番良かった。
ユダヤ系フランス人の子どもたちが
自力でナチの手を逃れて山を越え、スイスに亡命する話。


子どもたちの愛らしさと、逃亡劇の緊張感が交互にやってきて、
拳握りしめてハラハラしながら見入ってしまう。
主人公ファニーの演技がとにかく良い。
強い瞳、勇敢にグループを引っ張りながらも、
時折見せるはにかみ笑顔は少女そのもので、魅了された。


監督はジャック・ドワイヨンの娘らしい。
ジャック・ドワイヨンといえば、大学の図書館で借りた
「ラ・ピラート」も印象に残っているサスペンス劇だった。

心が狭い

たまに、映画館のお客さんで
驚いたり感嘆したりしたときに、それをつい大げさに、声に出てしまう人がいる。


予告編のアクションシーンで「ひゃあ」「うわあっ」と言ったり
サスペンスや暴力の場面で「やあっ!」「びっくりしたあ〜」とつぶやいたり。
本人に悪気はないんだろうけど、
そういう人が隣にいたりすると、とても気になる。


最近、昼間に映画を観ることが多く、
その時間はシニアの夫婦のお客さんがメインの客層であって
つい声を出しちゃう人は、そういう人たちの中に多い気がする。


明らかに騒音を出している場合は注意することができるけど
あくまで映画を観ている時のリアクションとして
声が出てしまっている人には、
楽しんでいるのに悪いなと思って、何も言えない。


考えてみれば、視覚に刺激的なものが入ってきているのに
普通にじっとしていろというのも変な話だと思う。
リュミエール兄弟の映画を観た人が、
迫って来る列車を避けようとしたように)


そういう時、声を出したり動いたり
素直な反応ができる人のほうが人間らしいのではないか、とか、
ちょっとでも人の音が気になるからって、自分はすぐ苛ついてしまってよくないな、と
映画を観ている最中なのに気が散って
変な自己嫌悪に陥ったりする。


心が狭いな、と思ってしまう。

シャーロック・ホームズにハマっている

子供の頃から、推理小説やミステリーはなんとなく敬遠してきたのだけど
今になってシャーロック・ホームズにハマっている。


新潮文庫版の「シャーロック・ホームズの冒険」が予想以上に面白かったので、
これをきっかけに入門をしてみようと思い、
とりあえず推理小説の元祖ということでエドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」を読み、
それから光文社文庫の「緋色の研究」と「四つの署名」を読んだ。


典型的なトリックというものをあまり知らないので、
新鮮な気持ちで、おお、そうきたか、とワクワクしながらページをめくっている。
色んな訳があるようなので、次の「シャーロック・ホームズの思い出(追想)」は、
2014年刊の、河出文庫版を読んでみようと思う。


シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)

シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)

ROCKIN' ON JAPAN 宇多田ヒカル インタビュー


宇多田ヒカルのインタビューが載ってたので5億年ぶりにJAPAN買いました。
まず、やたら分厚くてびっくりした。
ロックインジャパンフェスの告知のせいかもしれないけど
すごいページ数多い。
別冊で、ウーバーワールドのインタビューが付録でついてたり
景気いいなあって思っちゃった。


それで、インタビュー。
うーーへーーーJAPANってこんなに観念的なことばかり書いてある雑誌だったっけ?
読み終わっても何が書いてあったか全然思い出せない。


ちょっと前にでたVOGUEのインタビューのほうが良かった。
宇多田ヒカルに影響をもたらした文学の言葉、というテーマで
いきなり樋口一葉から話が始まるという、
なかなかハイレベルな内容のインタビューだった。
(3回読んだけどまだ咀嚼できてないもん)

VOGUE JAPAN(ヴォーグジャパン) 2017年 08月号

VOGUE JAPAN(ヴォーグジャパン) 2017年 08月号


恥ずかしながら私は2000年代のJAPANで育った人間なので
何を今さらという感じではあるが
「人生とは〜」「音楽とは〜」「宇多田ヒカルという人間とは〜」みたいなことばかりで
あーーー、いや、うん、
JAPANってこういう雑誌だったなあ〜って、新鮮な驚きがあった。


しばしば批判されるように、ロッキング・オンの記事というのは
予め編集側が用意した「アーティスト像」を
本人に照射するように会話が進んでいく。
なので必然的にインタビューする側の発言が多くなる。
アーティストの言葉が読みたいのに、文字量が反転してたりして
途中で食傷気味になってしまった。トホホ


あと、KOHHをフィーチャリングした曲(「忘却」)についての流れがお粗末。

「あなた(宇多田ヒカル)がきっちり歌詞のディレクションしたんでしょ?」
みたいなこと言っていたけど、
「いやいや、KOHHくんのほうが、私の意図を汲んでくれたんですよ〜」
宇多田ヒカルは返していて、
この話、アルバム発売時に他のインタビューでもさんざん言ってるわけで
いくら渋谷陽一と言えどもちゃんとそこは調べていこうよ・・・と思った。
渋谷陽一が、宇多田ヒカルに熱のこもった手紙を書いて、本インタビューが実現したのだ!!!」
と巻頭言に書いているのなら、なおさら・・・。


まあ、写真のヒカルさんが可愛くて元気そうなので、良かったです。
新曲も最高だし。

Forevermore

Forevermore

7月に読んだ本(カポーティ、ポール・オースター、カーソン・マッカラーズ、川端康成、など)

7月に入ってからはあまり映画を観ていない。
(と言ってもメアリ、ポケモン銀魂と、週イチで映画館には行っているけど…)


今月はわりと、たくさん本を読んだ。

http://www.100satsu.com/image/100_ovi/209508.png

ティファニーで朝食を (新潮文庫)

ティファニーで朝食を (新潮文庫)

夏の文庫フェアが始まったので、今年も限定カバーを何冊か購入。
ティファニーで朝食を」(村上春樹訳)は
あの緑色のカバーに銀文字で箔押しされていて、とてもかわいらしい。

オードリーの映画はポップなラブコメという印象。
でも原作は、もうちょっと主人公の男性が繊細で頼りなくて
訳文のせいもあるのだろうか、もう少し切実な青春物語という気がした。


オラクル・ナイト (新潮文庫)

オラクル・ナイト (新潮文庫)

村上訳を読んだら、次は柴田元幸でしょうということで
積読していた「オラクル・ナイト」を一気読み。

ポール・オースターをちゃんと読むのはこれが初めて。
とても面白い。
とりとめもなく物語が続いているようでいて、
後半になるにつれてガッチリ心を掴まれ
走るようにページをめくった。


針のない時計 (講談社文庫)

針のない時計 (講談社文庫)

同じくアメリカ文学だと、実家で偶然見つけた
カーソン・マッカラーズの長編も良かった。

この作者の本も、昨年、村上春樹訳で発刊された
「結婚式のメンバー」が良作だったので、
他の本も読みたいなあと思っていたのだった。
アメリカ南部の、死に因われた4人の男の話。

伊豆の踊子 (新潮文庫)

伊豆の踊子 (新潮文庫)

あとは、土日に伊豆に行ったついでに
電車の中で「伊豆の踊子」も再読。
川端康成は、昨年末に「雪国」を読み返したりと
最近になって面白さがわかってきた作家のひとりだ。

表題作はもちろんだが、
昔はおそらく読み飛ばしてたのであろう
「抒情歌」と「禽獣」がとんでもなく素晴らしい。


そのほか、やはり積ん読になっていた
車輪の下で」や「シャーロック・ホームズの冒険」「コンビニ人間」、
山崎ナオコーラさんやphaさんの新刊エッセイ、
それにヴァージニア・ウルフの佳作を読んだり、研究書を読んだりと、
読書的にかなり充実した一月だった。

(ウルフ研究については、また別に書きたい。
絶版本になっている作品含めて、長編をすべて読むつもりだ)



車輪の下で (光文社古典新訳文庫)

車輪の下で (光文社古典新訳文庫)

黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫)

黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫)

シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)

シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)

コンビニ人間

コンビニ人間

ミシン (小学館文庫 た 1-4)

ミシン (小学館文庫 た 1-4)

手のひらの京

手のひらの京

母ではなくて、親になる

母ではなくて、親になる

ひきこもらない

ひきこもらない

男も女もみんなフェミニストでなきゃ

男も女もみんなフェミニストでなきゃ

重曹で古本のにおいを取る

www.mochimonotecho.net


本棚の整理をしていたところ、前々から気になっていた
古い本の臭いにおいをどうにかしたくなった。
調べてみると、

  1. ファブリーズする
  2. 風通しのいいところに干す
  3. エタノールで拭く
  4. 重曹とともにジップロックに入れる

などの方法があるようだ。


4が一番手っ取り早そうなので、死んだおじいちゃんの本棚から
借りパクしていたプロ倫(昭和62年刊)で実践してみた。
本文は十分きれいで、まだまだ読めるものの
ページの隅が黄色く変色しており、普通にめくるだけで
ジメッとした、紙が腐ったイヤ〜なにおいがする。


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プロ倫の重曹漬け(30年モノ)。

この状態で丸4日置いてみたところ、
当初気になっていた臭みはほとんど取れた!
臭わないわけでもないけど、
それもいわゆる本のにおいなので、許容範囲。


重曹はすごい。
もともと、鍋の焦げ取りやコップの茶渋取りから
ふきんの煮沸消毒まで、日々便利に使っている重曹だけど
色んな使いみちがあるもんだなあ。

調子に乗って、ちょっと気になる古本をかたっぱしから
重曹に漬けている。
楽しい。

カネヨ石鹸 マルチクリーナー 重曹ちゃん 粉末 1kg 計量スプーン付

カネヨ石鹸 マルチクリーナー 重曹ちゃん 粉末 1kg 計量スプーン付

禁酒三ヶ月経過/カフェイン減量を始めた

mitsuba.hateblo.jp


最近は外食でノンアルコールするときはオールフリー飲んでる。
これ、おいしい。安いし。ビール味の水って感じ。
ヨーグリーナってカルピス味の水ですよね。あれとおんなじような感覚。
ノンアル置いてる店はだいたいオールフリーだし、サントリーの営業がんばってるなあ。
ビールはキリン党だけど、ノンアルコールはサントリー派だな。


それからカフェインも、最近ダメになってきたような気がする。
物心ついた10歳くらいから、毎朝コーヒーをかかさず飲んでいたのに
近頃はブラックコーヒーをガブガブ飲むと、胸の動悸がするようになってきてしまった。
禁酒で体質が変わってきてるのだろうか?
コーヒーには素直に牛乳入れたり、昼以降はインスタントのカフェインレスコーヒー(※もともと冬の夜に飲んでた)に切り替えたりしている。



ビールもコーヒーも飲まない人生なんて、我ながら大丈夫か?ってたまに思うけど
もともと舌バカだから、こんなふうに偽物でごまかせばやっていけるっぽい。


イギリス史と、イギリス文学のファンダム(オタクワールド?)について

イギリス史10講 (岩波新書)

イギリス史10講 (岩波新書)

イギリス文学史入門 (英語・英米文学入門シリーズ)

イギリス文学史入門 (英語・英米文学入門シリーズ)


前々から、イギリス文学の体系的な知識が欲しいと思っていて、まずはとっかかりとして、この二冊を読んだ。ちゃんとノートも取って、時間軸に沿って見開き左ページに正史、右ページに文化史という形で、二冊を同時に読み進めていった。


特に詩人については、名前と年代が全然結びついてなくて、イエイツ、キーツ、ミルトン、テニスンバニヤンシェリー等、名前だけ知っててごっちゃになってる人が多かったので、歴史の中のどういう文脈に置かれていたか理解できた。ドライデン等、初めて知る名前もかなりあった。


ざっと読んで感じたことは:

  • イギリス文学の根っこはやはり演劇と詩。小説は近世に入ってから。
  • 特に私が好きなオースティン、ブロンテ姉妹、ウルフと言った作家たちは、文学史的にはどちらかというと傍流のようだ(時代を即反映したひとびとではない、という認識)
  • イギリス史自体、やはり18世紀以降がとても重い(ヴィクトリア女王の偉大さよ)それ以降は、単体の国から歴史を追うのは不可能で、やはりヨーロッパ全体の見取り図に照らしながら個別の事象を追う必要がある。
  • 20世紀は、上記の本だけでは足りないので、カバーが必要。ジョージ・オーウェル以降の20世紀イギリスはどうなっている?


演劇については、「シェイクスピアの正体」も面白かった。都市伝説で良く知られる、シェイクスピア別人説をミステリー調に解きほぐしていく。

シェイクスピアの正体 (新潮文庫)

シェイクスピアの正体 (新潮文庫)



あと、イギリス文学を取り巻くファンダムの形態(?)についてもう少し知りたいと思っている。


例えば。オースティンのファンのことを「ジェイナイト」と呼ぶ。彼らは熱心に集って、小説のコスプレをしているらしい。シャーロック・ホームズの熱狂的ファンも、やはり「シャーロキアン」と呼ばれて、彼らは劇中の細かい知識を問うテストをやってたりするらしい。最近だとハリー・ポッターのファンサイト「ポッターモア」の存在も面白い(あれは出版社側が主導してるようだけれど)


オタクがいちいち組織化されて、しかもそれが独自の世界を形成していく現象があるように見える。世界観にべったり入り込みたい、その中で遊びたい、といった欲望を感じる。


こういうファンダム(オタクワールド?)の作られ方は、あまり日本には見られないので興味深い。日本のオタク・コスプレ文化との差異について研究している人はいないだろうか。フリーメイソンのように、独特の階級社会だからこそ生まれるものなのか?謎だ。

イギリスオタクについて詳しい資料があったら知りたい。