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海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

最近観たやつ(モアナ、LEON、MERUなど)

モアナと伝説の海

CGがすごすぎる。波や風の表現が、アニメっぽいんだけどリアルで、気持ち悪くない。歌は悪くはないけど、アナ雪ほどじゃなかった。核となるモチーフにナウシカラピュタの影を感じたし、海が二つに裂けるのはモーゼの十戒っぽい。


LEON 完全版

やっと、はじめて観た。よすぎる。独特の雰囲気にはまってしまって、観終わってもStingの歌がついて忘れられなかった。ナタリー・ポートマン(12歳)が良すぎる。かわいいというか、まつげの一本一本から爪の先まで源氏の紫の上のようで、この世のものとは思えない。神の造り給いしらうたげなる乙女、という感じ。

映画自体も、最初の殺しのシーン→マチルダの登場〜レオンとマチルダのプラトニックな心の邂逅→ラストの死まで、完璧だった。シーンごとの流れが見事で飽きないし、良い映画のお手本を見た。


ダラス・バイヤーズクラブ

80年代を舞台にした、エイズを患った男の話。感動作ということだけど、個人的には「ショーシャンクの空に」系というか、好きな人は好きなんだろうけど・・・という感じ。

内容よりも、ストーリー構成の妙が良かった。無頼に生きてきた男が病気になるが、医者に悪態をつきながらもショックを捨てきれず、現実を受け入れる・・・というプロセスが、最初の数十分でアッサリ回収される。そこまでがイントロダクションで、エイズを受け入れてから、本当の人生が始まる。そういう進み方が、2014年の映画っぽいな、と思った。


MERU メルー

ラスト上映してるのギリギリ観てきた。ヒマラヤ登山に挑戦する登山家たちのドキュメンタリーフィルム。カメラマンの人、どうやって撮ったんだろう?と思わずにはいられない、断崖絶壁でのキャンプやクライミングにドキドキしっぱなし。出てくる人たち全員狂人にしか見えない。

一人では雪山を登れない。チームビルディングやリスク管理をつねに考えながら目的を達成するプロジェクトマネージャーである一方で、途方もない美を追求する芸術家。それがクライマーという人たちなのだと思った。



12.31公開『MERU/メルー』劇場予告編

私はこの人らの気持ちが想像できない!すごい!!!


ミッドナイト・イン・パリ
夜眠い時に見たせいか、こんなもんかという感じ。主人公のおじさんがムロツヨシにしか見えなくて、おかしかった。

「ひるね姫」と「お嬢さん」

wwws.warnerbros.co.jp


エンディングで流れる高畑充希さんが歌う「デイ・ドリーム・ビリーバー」がとにかく素晴らしい。ほんとうに歌が良くて、それ以外はあんま覚えてない。高畑さんの歌をもっと聴きたいと思えたので良し。


正直、大学生のカップルが春休みに退屈しのぎに観るような、そんな映画だったのだけど(=つまらないという意味ではない)、そういうアニメーション映画の存在だってあっていいよな、と思う。瀬戸内を舞台にしたアニメだと「ももへの手紙」という作品がすごく良かったのを思い出した。



ojosan.jp


エログロホラーは苦手だけど、話題になってるし、まあ観ておくか・・・という感じで観たら、面白かった!!!3月観た中で今のところダントツかなあ。


血がダメな私でもなんとか耐えられるグロさだったし、美術と衣装、そしてお嬢さん役のキム・ミニさんのお顔が、ため息が出るほど美しい。目に入るものがいちいちキレイなので、飽きずに観ていられる。韓国人の俳優さんが話す日本語のセリフは、ちょっと残念なところもあったけど、それでもパーフェクトに楽しめた!原作の「荊の城」も読んでみたいな。スカッと「面白い映画を観たな〜」と思えたのは、ひさびさかも。

「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」と「At the terrace テラスにて」

yoyomasilkroad.com


原題、「The Music of Strangers」≒異邦人たちの音楽。ヨーヨー・マシルクロードを実際に旅するわけではなくて、シルクロードの国々の音楽家を集めてセッションをする、そのドキュメンタリー。タイトルはちょっとミスリード

冒頭とラストのライブシーンがとにかく圧巻。民族楽器ってこんな激しい音が出るの???って混乱するほど、ダイナミック。ライブ行きたい〜〜〜!!!個人的には、スペインのバグパイプ奏者と、中国の琵琶奏者の二人の女性がめちゃくちゃエネルギッシュでかわいらしくて、元気出た。



attheterrace.com


演劇を映画化した会話劇。新宿武蔵野館で見損ねて、アップリンクで見た。とにかく中身のない会話が延々繰り出される。劇中の会話が気まずくなると、狭いミニシアターの中の空気もビミョーな雰囲気に成るのがおかしかった。最後の不条理な終わり方も演劇らしい。

(ややネタバレですが)男同士の絡みがいかにもネタとして出てきて、トランスジェンダーものの「彼らが本気で編むときは、」を見たあとだったのもあり、そういう扱いの軽さはどうなんだ?と思ったりもした。

「映画100本観る」の進捗(3月)

進捗

今年は映画100本見るぞという目標を立てていて、3月現在、カウントしたら33本だった。このままいけば夏頃には100本いってそう。100本見てどうのこうの、というんじゃなくて、一度立てた目標を達成するというのが気持ち良くて、続けている。


土日のどちらかは必ず映画館に行ってるのと、平日も行けるときは週2ペースでレイトショーに行ってる。映画のチケットは高いので、ほとんどムビチケや紙の前売り券を買うようにしている。紙の前売り券はネット予約ができないけど、よほどのビッグタイトルでないかぎり売り切れることはないし、半券がきれいなので残るとうれしい。

あとTOHOシネマズのシネマイレージ会員にも入ってて、6本見るごとに1本無料になるので便利。自宅で見た作品もカウントしてるけど、家ではなかなか、映画を見る気にならないのでやっぱり映画館のほうがいい。


ほぼ日手帳にチケットや前売り券の半券を貼り付けて、短い感想を書きこんでいる。どんどん埋まっていくので、これも楽しい。(字が汚いのがバレる)


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セッション
色んな人の評判を見て、どんだけ酷い映画なんだと思って見てみたら、意外とそうでもなかった。感情移入とか共感とかそういうのとは違う惑星にある映画。


ツィゴイネルワイゼン
鈴木清順監督逝去のニュースを見てBlu-ray BOXを購入。もともと欲しかったんだけど、高いので渋っていた。監督が亡くなって、いよいよ手に入らなくなるかもしれない…と思ったので買った。DVDでも良かったんじゃ?とも思ったけど、やっぱブルーレイきれいだわ。


ドクター・ストレンジ
滑り込みレイトショーで視聴。が、メガネを忘れて細かいCGがほとんど見えず(どアホ)初マーベルというか、アメコミ自体ちゃんと見るのが初めてだったんで、わからないことが多くて楽しかった。


ハルチカ
吹奏楽の青春モノ。「シング・ストリート」っぽかった。橋本環奈が佐藤勝利を殴ったり蹴ったりしていて治安悪くて、すぐ暴力に訴えるかんじなのも「シング・ストリート」っぽい。

後半になるにつれてセリフが少なくなって、カットごとの行間や、人物の目線と表情で物語が進んでいくのが、良かった。青春を懐かしむのでもなく、純粋に、登場人物たちを応援したくなるような映画だった。


ラビング
白人の男性と黒人の女性の結婚が主題。公民権運動が背景にあって、裁判シーンもあるけど、あくまで主役の夫婦の心の機微に寄り添っている映画で、良かった。この手のやつだと、過剰な演説シーンや、すぐ暴力に訴えるような人が出てくるけど、そういうの一切なし。権利を求めて戦うという意味では、先月見た「未来を花束にして」とも共通するけど、それとは180度違うアプローチなのが興味深かった。


彼らが本気で編むときは、
生田斗真主演で、トランスジェンダーがテーマ。ほのぼのとした柔らかいタッチで撮られてはいるけど、トランスジェンダー以外にも、母子家庭、ネグレクト、介護疲れと、てんこ盛りでかなり重たいなあと思いながら見ていた。結構良かったので、ジャニーズ好きっぽい女子高生や、若いカップルばかりなのがもったいないなー。

LA LA LAND

(ややネタバレありです。ネタバレするような映画なの!?って観る前は思っていたんだけども・・・まだ公開されて日が浅いので。)

gaga.ne.jp




公開翌日、土曜日にIMAXで観た。とても良かった。今週末にまた観に行く。観終わっても映画のイメージを忘れられず、サントラを購入し、既にYouTubeで出回っているメイキング動画を漁り、アカデミー賞をリアルタイムで楽しみ・・・としているうちに、やっと気持ちの整理がついてきた。


検索すると、いろんなところで、いろんな人の感想が出ている。けれども、ファーストインプレッションとしてとにかく、自分の言葉で書いておきたいので、書く。






直後は微妙というか、普通というか、あれ〜期待通りじゃん・・・?と思ったけど、単にそれは予告を見すぎたせいかもしれない。予告で感じる世界観と、本編にはけっこうなズレがある。
(予告が悪いとは思わない…仮に自分がもしディレクターの立場だったら、同じように編集していたと思う。そう思えるほど、「見せ場」が決まって(≒キマって)いる)



端的に言って、夢を追う男女のキラキラミュージカルだと思っていた。多くの人がそう思っていたと思う。でも違った。これは決別と喪失の物語だ。生きていくのに、あらかじめ失われたものへの別離の宣言。この映画は、それにめいっぱいの金箔やカラフルなコーティングを施して、掲げてみせる。

あのラスト、「Someone in the crowd」の主旋律がファンファーレみたいに鳴り響く音を聴いたとき、ああミアとセブの人生はここから始まるんだ、と思った。なんてことだろう、この映画は、最後の最後にすべてを始めようとしている。その、映画そのものの"決意"を最大瞬間風速で投げかけられたのを見せられて、とても感動してしまった。となりに誰かがいても、いなくても、それでも続いていく。「だってそれが人生でしょ?」と言ってみせる。



色々言われているように、言いたいことも結構ある。そもそも、これはミュージカル映画なんだろうか?監督は本当に音楽を、ジャズを、ダンスを、映画を愛しているのか?あの"イヤイヤやってる売れ線バンド"の曲のシンセ音。あれを聴きながら「こんなにも音楽をダサく取り扱って、音楽の神様に怒られやしないか?」と勝手に心配したほどだ。

ミアとセブの言っていることも苛立ちを伴って聞こえることが多かったし、誤解を恐れずに言えば、主演女優がエマ・ストーンだったことの必然性も(まだ)感じられていない。これについては、「シカゴ」のレニー・ゼルウィガーみたいな、「あの人実はめっちゃ歌って踊れるんじゃん!!!!」という迫力を勝手に期待していたわたしのせいもあるけど。しかしどうにも、デミアン・チャゼルという人が信用しきれていなくって、このあたりについては二度目の時に確かめるつもりだ。



それでも、オープニングの高速道路からパーティまでの流れと、ラストのシークエンスが完璧すぎて、それだけでお釣りが返ってくる。ハリウッドへの自己言及という意味では数年前の「The Artist」を思い出したし、「if」がもたらす切なさは昨年の「Sing Street」の体育館のシーンに通じている。




二度目は死ぬほどスノッブになって、オマージュの元ネタを把握してから臨みたい。

最近観た映画(『僕と世界の方程式』『未来を花束にして』など)

2月もがんばって週1で映画館に通ったけど、それでも断念した映画が数本ある。際限ないなー。

『僕と世界の方程式』

数学オリンピックを舞台にした青春映画。数学はどちらかというとオマケで、自閉症の少年が数学を通して家族や周りの人々に少しずつ心をひらいていく・・・というハートウォーミングもの。主人公が徐々に世界を受け入れていく過程が真正面から描かれていて、ピュアにいい話だと思った。あとイギリスが舞台で、ケンブリッジ大学が登場するんだけど、歴史ある大学ってすごいという気持ちになった。


『未来を花束にして』

これもイギリス映画だ。イギリス人女性が参政権を求めて戦うお話。邦題や日本版ポスターが酷いという話があったけれど、逆にこういうふうに話題になっていなかったら観に行ってなかったと思う。率直な感想として、女性性に対する捉え方がずいぶん違うな〜と思った。差別とかでなく、純粋に性差というものを深い断絶として捉えてる感じがした。これは、全然フィールドは違うけど、今の仕事の中で抱えていた問題意識でもある。

上映館が少なくて、唯一スケジュールが合った角川シネマ新宿で見たところ、メチャ狭い部屋に小さいスクリーンなので辛かった。狭すぎて、前の人に阻まれて字幕もロクに読めない最悪体験。

これまで環境を気にしたことなかったけど、毎週映画館に通っていると、だんだん、お気に入りのところや、二度と行きたくないところがはっきりしてきた。

クラウド アトラス』

トム・ティクヴァ監督の『王様のためのホログラム』を観に行くにあたって、そういやこれ観てないなーということに気づき視聴。時代の異なる6つの話が同時に進んでいく。最初はとっちらかって思えるけれども、個別の話がだんだん一つにまとまっていく様は感嘆する。

トム・ティクヴァの3話は、一見すると地味めな演出だが(ジャーマンテクノが流れるでもなしに)この人が文芸ロマンをやるとこうなるのか〜という感じ。1970年代を舞台にしたハル・ベリーのパートは、きっちりサスペンス・アクションになっていて楽しい。

対してラナ・ウォシャウスキーパート。なんといってもペ・ドゥナがかわいい〜美しい〜〜!正統派のディストピアSF。火の鳥っぽくて面白かったです、長いけど。


『王様のためのホログラム』

で、観たわけですが、よくわかんない笑
中身とかどうでもよくてトム・ハンクストム・ティクヴァ先輩のおふざけを楽しむ感じ。相変わらずドムドムしてて最高なので、ファンの人は観に行きましょう。


『たかが世界の終わり』

絶賛コメントを読んで期待値高めで行ったけど、ぜ〜んぜん私の趣味じゃなかった。たしかに画面は美しいけど、言い争っている家族、しかも顔のアップばかりを延々見せられて、2時間本当に辛かった。エンドロールで立とうと思った映画は久しぶり・・というくらい。あとからいろいろ映画評を読んで、なるほど色んな見方があるものだなあと思った。しかし文芸映画だからってなんでも良いってわけでもないなあ・・。
山内ケンジ評:『たかが世界の終わり』 | read | i-D



んで、今週末は『LA LA LAND』!!!!もう予告編20回くらい見てて期待値上げMAXなんで、つまんなかったらどおーしよ。

白洲正子「美しいもの」

 

 白洲正子さん。とんでもないインテリ女性だとは知っていたけど、著書を一冊も知らなかったので読んでみる。ひとが美しいものを求める気持ちは普遍的なものだとしても、そこから色んな過去の歴史や文学の話題を自在に連想して、まるでその本当に見聞きしたかのように感じさせる文章。鬼みたいな知性の高さにおどろく。ただ文庫本なので、紹介される美術品の品々の写真が少なかったのが残念。

 

平家の話が好きなので、平安末期の美術品の話や、西行法師の歌に関連した紀行文が出てくるとうれしくなった。ちょうど明日からCSで「平清盛」の放送が始まる!去年広島に行ったときは、レプリカだけど国宝「平家納経」を見て、精緻な輝きが散りばめられた美しさに息をのんだ。この本に出てくる美術館やお寺にも、行ってみたい。美しいものを、この目で直に見つめる時間を作ろう。春の兆しのなか、そういう意欲がわいてきた週末だった。

青い森

新しい須賀敦子


須賀敦子さんという、文学インテリ女性の極みのような人がいる。その人についての本の中で、彼女が"お父さんから「鷗外の史伝を読まなきゃなんにもならない」と言われた"と書いてあって(インテリ発言だ)、それまでほとんど無視してきた鷗外という存在が、ここ数年気になるようになってきた。


山椒大夫・高瀬舟・阿部一族 (角川文庫)

よく考えると漱石はまあまあ好きであっても、鷗外は高校の授業の『舞姫』止まりで、他は全く知らない。調べてみると『舞姫』は20代の若い頃に書かれた、まだ作家としては駆け出しの頃の作品であるらしい。全然知らなかった。次に『山椒太夫』や『安倍一族』を読んでみたら、これが文学としか形容できないすばらしさで、なるほど鷗外の歴史小説とは、既に過去になっていた武士の論理から、犠牲心や慈愛の精神をあらわしているのだなあと思い至った。


渋江抽斎 (岩波文庫)

それから満を持して読み始めた『渋江抽斎』は、一月かかってやっと一昨日読み終えることができた。なにせ言葉が難しく、iPhone日本国語大辞典アプリを片手にひたすら文字を追う毎日。でも、めちゃくちゃ面白い。渋江抽斎という故人や、その周辺の人々の出生・生き様を、ここまで調べ上げる情熱がすごい。ネットもない時代に、一人でNHKスペシャルみたいなことをやっている。探偵みたいに古書店を歩き回って、存命の関係者にインタビューして...。特に抽斎の没後、家と子どもたちを守った妻のエピソードが力強い。


須賀さんのお父さんがこの本を勧めた理由も、この女性の勇気あふれる生き方を伝えたかったからじゃないかな、と思う。また読んでいる最中に、舞姫の主人公をボコボコにする記事を読んで、抽斎の息子がへんな本を色々出していたというのも知れて、タイムリーだった。


津軽 (角川文庫クラシックス)

渋江抽斎』は江戸後期の江戸と弘前が舞台の話だったので、青森繋がりで太宰治津軽』も読んでみた。太宰さんの場合、小説よりもエッセイのほうが、なよなよした「太宰っぽさ」がいい感じに中和されて、するりと読みやすくなる気がする。中盤、実家を尋ねるくだりが、作者の素朴な心が伝わってきて特に良かった。


この二冊ですっかり、青森という土地に見せられてしまった。いつか東北新幹線に乗って行ってみたい。矢野顕子スーパーカーという、私的二大アイドルを生み出した場所としても偉大な土地であったことも、思い出した。



SUPERCAR 『PLANET short ver.』

グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状

 

ウィーンの美術館のスタッフが、ある展覧会を開催するまでの裏側を見せてくれるドキュメンタリ映画。いわゆるお仕事モノだけど、業務を進める人たちと必要以上に距離を縮めない、カメラの平熱な視線が心地よい。それどころか、ナレーションも音楽もなく、そもそもその美術館がどんな場所なのかの説明も一切ない。ただ淡々と、絵画修復士の手つきや、Windows XPで絵画の壁の配置をシミュレーションする様や、予算取りの会議の様子が写される。

 

ちらちら、なんかヤラセっぽいなと感じる演出もなくはなかったけれど、絢爛な美術館と作品、そして関わる人の仕事ぶりがあまりにも朴訥と流れてくるのに余裕を感じて、大変におもしろく見た。優雅な気持ちになる。いつまでもダラダラ見ていたかった。

100年前の文芸を読んでいたらやけに実用的な情報が目に入って来た

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 (森鴎外渋江抽斎」より)

いまはどうなんだろう、と思ったけど、墓地には公営も民営もあるから便利な世の中になった。管理や移転手続きは、地方自治体に届け出ればいいみたい?

 

渋江抽斎、人力ファミリーヒストリーあるいはブラタモリてな感じでとても面白い。NHKがやるようなことを一人でやってる。鴎外だと山椒大夫が一番だと思っていたが、あちらが正統な文学とすると、こちらはドキュメンタリ的な、全く違う面白さがある。