海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

映画

おすすめ映画と音楽情報です

『アデル、ブルーは熱い色』予告編 - YouTube『アデル、ブルーは熱い色』観た。3時間、長かったけど、まるで思春期そのものみたいに濃密で息苦しくてでも炭酸みたいに儚い時間だった。観終わって、海で泳いでいたような心地がした。あるいは夏の日差しの下で…

赤×ピンク

映画『赤×ピンク』公式サイト 『赤×ピンク』、最高に面白かった。すごくよかった。アクション、ていうものを知りたい、わかりたいと思っている矢先だったからすごくいいタイミングで観られた。 女の子の肉(あえて肉と呼ぶ)同士がぶつかり合うことがこんな…

笑ったわらった

劇場版 テレクラキャノンボール2013 | オーディトリウム渋谷 『劇場版テレクラキャノンボール2013』、ただ、純粋に面白かった。ひたすらに笑ったり、ハラハラしつづけていた。それ以上でも以下でもなかった。ただ目の前の面白い映像が、たまたまアダルトビデ…

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』を観ていろいろと思った点のメモ

映画そのものについて さすがウォン・カーウェイだけあって色彩が鮮やかで美しい、蜷川実花のそれにも通ずる。タイトルカラーの紫のように、こんなはっとする鮮やかさでアメリカを描いた映画はあまりないのではないか。 恋する惑星のフェイ・ウォンと同じよ…

夢と狂気の王国(追記)

よかった。映画館、ガラガラで、あんまり世の中に知られていないのか、内容もさることながらそっちのほうが気になった。 登場人物たちと同時に、彼らを支える若いスタッフ、川上量生、砂田麻美、高木正勝、という人たち、が生きているのだ、だから日本はまだ…

『画像はイメージです』

初日の夜はいっぱいかなあと思って蓋を開けてみたら、ほぼガラガラだった。おかげで気兼ねせずに笑うことができた。原作に忠実な映画だった。忠実というのは必ずしもディテールが、というわけではなくて、文字で追ったときと全く同じたのしさ、おかしみ、そ…

天使の分け前

春にテアトル銀座のクロージングに行きそこねてから、いつか見ようと期待してたんだけど・・。更生するための手段が泥棒っていうのが、本末転倒でなんだかな〜と思ってしまった。笑えるところはあった。

ダロウェイ夫人

ウルフ『ダロウェイ夫人』読んで、その後に『めぐりあう時間たち』観た。ミセス・ダロウェイの在り方は、自分が大切にしている精神の態度に近くて共感できた。それはソンタグ的に言えば清冽さとかseriousnessとか、大雑把にはそういうふうに形容できる。要は…

2時間半のコマーシャル

映画 『華麗なるギャツビー』 公式サイト物事がうまくいかないとき、人は肥大化した過去に夢をみてしまうもので、だからどう見たってGatsby=The United States of Americaなわけで、そういう意味では非常に露悪的だった。あの国、本当に景気悪いんだなあ。プ…

『家族ゲーム』1983年

家族ゲーム(1983) - 劇場予告編 随分前に観た。これは、ミニマリズムだ。 カットの間(ま)、セリフ、カメラワーク、映る色彩、に一本通った美意識があって、これは日本人にしか撮れないし、そもそも撮ろうとしない映画だと思った。 少しずつ反復して、盛り…

陽炎座

陽炎座 [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2001/09/21メディア: DVD クリック: 9回この商品を含むブログ (34件) を見る 鈴木清順監督の『陽炎座』を観た。『ツィゴイネルワイゼン』もそうだけど、うちの大学は、こういう映画をちゃんと置いてある…

水辺のにおい

そういえば、ベトナムに行くにあたって、事前に何本かベトナムを舞台にした映画を観た。 ベトナムから遠く離れて [DVD]出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント発売日: 2005/03/23メディア: DVD クリック: 5回この商品を含むブログ (19件…

ピュアを買う

映画「おおかみこどもの雨と雪」予告3 優しさというものには、他人に向けられたものと自分のためのものがあると思っている。初夏の若葉や初雪から、透明なところだけを取り出して、結晶にしたような、そんな映画だった。なので、夏休みの初日、猛暑の昼間に…

Talk to Her

2002年のスペイン映画「Talk to Her」を観た。タイトルだけはなぜかずっと知っていたけど、ピナ・バウシュやカエターノ・ヴェローゾが出演していると聞いて観る気になった。 とても難しかった。同じ難しさでもタルコフスキーや、この間のツィゴイネルワイゼ…

ほんとうのことは

ツィゴイネルワイゼン [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2001/09/21メディア: DVD クリック: 133回この商品を含むブログ (103件) を見る 本当のことは口にだしてはいけない、"におわせる"のだと、それはそれは勉強になった。そうすることで、それ…

恋人までのDistance

男女の間で、思っていることを言葉にするのは、たぶん偉いこと。それ以外の要素ー例えば「趣味」とかーに頼ろうとすると、一気に幾つもの文脈が必要になる。文脈を共有するには、ある程度のコストがかかる。それには時間的なものと、空間的なものとある気が…

夏がくる

(500)日のサマー [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2010/07/02メディア: DVD購入: 7人 クリック: 125回この商品を含むブログ (135件) を見る 花岡ちゃんの夏休み (ハヤカワコミック文庫 (JA840))作者: …

映画も小説も短編が好き

パリ、ジュテーム プレミアム・エディション [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/10/24メディア: DVD購入: 1人 クリック: 58回この商品を含むブログ (122件) を見る ずっと観たいと思っていた「Paris Je T'Aime」を観た。パリ…

いたみ

映画「The Diary of Anne Frank」を観た。約3時間。辛かった。原作の日記をある種信奉している人間なので、観てみたのですが。調べてないけど、映画界的にもそこまで評価が高くはないのだろう。そもそもがtragedyすぎる話なので、映像に起こすことが野暮で難…

たとえば雨の日に淹れる紅茶のような

L'illusionniste - un film de Sylvain Chomet - sortie le 16 juin 2010自分が今まで観てきた映画の中で、わけのわからなさとその凄みという意味ではトップの「べルヴィル・ランデヴー」というフランスのアニメーションがある。そのシルヴァン・ショメ監督…

ヴッパータール格好いい

「Pina」を観た。濃密な体験ではあったけど、期待値以上のものがかえってこなかった。ローザスのビデオはすごくドキドキしたから、ダンス映像にときめきを感じないわけではないんだけど。。知らないところへ引っ張ってくれるような感じがしなかった。3Dであ…

複雑さと素直さ

数週間、海外旅行に行ってきた。その道中でコクトー「コクトー詩集」、プイグ「蜘蛛女のキス」を読んだ。また飛行機の中で、「The Artist」を観た。コクトー詩集は、いつの時代の何をした人かも知らないまま古本屋で買ったもの。主にベルギーやフランスに行…

意思

自省録 (岩波文庫)作者: マルクスアウレーリウス,神谷美恵子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/02/16メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 93回この商品を含むブログ (146件) を見る先日、少し気落ちすることがあったので、すぐ人に頼った。ダメな時は潔…

「ヒミズ」を観てきた

映画「ヒミズ」を観てきた。私にとってはじめての園子温作品で、とても良かった。以下、ネタバレを含んだ感想なので、お嫌な人は飛ばしてくださいね。 - でも観終わったあとすごく疲れてしまった。正直言って痛かったし辛かったし、何度か席を立ちたいとも思…

本当のクリスマス

監督失格昨日はクリスマスだったんだけど、ひとりで買い物に行って、そのあと「監督失格」を観に行ってきた。見終わってからしばらく言葉にならなくて、圧倒的なドキュメンタリー感というか、ドキュメンタリーそのものだから当たり前なんだけど、とにかく「…

フォレスト・ガンプ 一期一会

きちんと通して観たのは初めて。あまり深いことは考えなかった。昔ハワイのラハイナでBubba Gump Shrimpに行ったことを思い出した。海が青かったなあ。南の島とか、どっか遠くに行きたい。Lahaina, Maui, HI

脱がずに愛する

映画『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』公式サイト 渋谷に監督失格を観るつもりで行ったらちょうどやっていなくて、かわりに「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」を観てきた。映画館にはひとりで来ている年配の男性が多かった。二人のどこからがフィク…

ダンスフロアからコンビニ、そしてインターネットへ(「モテキ」再考)

以前映画「モテキ」を観てきて、それからずっと言葉にし難いもやもやがあったのだけど、しばらく時間をおいて考えたらだいぶまとまってきたので書いておこうと思う。だいぶ上映から時間が経っているけど、もしネタバレが嫌であれば、読まないほうがいいと思…

でっかい東京

「珈琲時光」を観た。夜中に見てしまったけど、土曜の昼過ぎあたりにぼんやり、それこそコーヒーを飲みながら観る映画だな、と思った。限りなく現実に近かったけど、確かにそこに出てくる人も物語もフィクションで、あっちとこっちを自由に行き来する映画監…

すべてのサブカルクソ野郎共(含女子)に捧ぐ

「モテキ」を観てきた。旬の作品としてとても楽しめたしたくさん笑った。この映画については周りの人がいろんなことを思っていろいろ書いているけど、私自身としては、いちリスナーとして音楽に対する態度を考えさせられた。映画の中の要所要所で、さまざま…

詩的で私的

なんだか孤独な映画だった。宇多田ヒカルがひとりでは孤独を感じられないと歌っていたけど、宗教によって神という絶対的な他者をつくりだしてしまったが故の孤独なのかもしれないと思った。ブラッド・ピットはどこまでが演技でどこからが素なのかわからなく…

おとなになるってなんだろお

イギーポップと小熊先生って似てる気がするぞ・・・・

APPLESEED EX MACHINA

士郎正宗の漫画はほとんど読んだこと無いし、攻殻機動隊も映画とアニメしか観たこと無い。電脳化、なんとなくわかるけど、そこまで熱狂的に支持される理由がまだよくわかんなかったりする(出てきた当時衝撃だったんだろうなあとは思う。) 単純に、大佐とデ…

トレインスポッティング/マイノリティ・リポート

一年に2回くらい、大学の図書館から映画を借りるブームがくる。延滞さえしなければ結構な数をタダで観られるのはホントに良い。で、まずTrainspottingを観た。音楽がやっぱりいい。高校生のとき、私はrockin' onに洋邦ともにどっぷり浸かってたロック少女(…

のだめカンタービレ 最終楽章

一つ思ったのは、楽器をつくる、メディアとしての楽器、ということについてすこし考える必要があるかもということ。ストーリー的には、水川あさみの女優さんとしての根性が一番印象に残りました。

「となりのトトロ」におけるメディアについての一考察

「家庭における孤立性という問題」と「その解決策としてのオートメーション」について考えていたところ、ふと、「となりのトトロ」は私の考える世界観にある種ぴったり当てはまるんじゃないかと思った。笑い話程度のものだけど、アイデアを人に伝える際のい…

パプリカ

確か今年の1月頃に観て、それから原作も読んで、筒井作品をかじり始めたきっかけになった。「残像に口紅を」と「時かけ」しかまだ読んでないな・・。私の父が高校生のときに読みふけったらしく、家に文庫本は相当な数あったりする。後半の、敦子とパプリカの…