海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

読書

ブレードランナーの感想

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))作者: フィリップ・K・ディック,カバーデザイン:土井宏明(ポジトロン),浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1977/03/01メディア: 文庫購入: 70人 クリック: 769回この商品を含むブログ (437…

シャーロック・ホームズにハマっている

子供の頃から、推理小説やミステリーはなんとなく敬遠してきたのだけど 今になってシャーロック・ホームズにハマっている。 新潮文庫版の「シャーロック・ホームズの冒険」が予想以上に面白かったので、 これをきっかけに入門をしてみようと思い、 とりあえ…

7月に読んだ本(カポーティ、ポール・オースター、カーソン・マッカラーズ、川端康成、など)

7月に入ってからはあまり映画を観ていない。 (と言ってもメアリ、ポケモン、銀魂と、週イチで映画館には行っているけど…) 今月はわりと、たくさん本を読んだ。ティファニーで朝食を (新潮文庫)作者: トルーマンカポーティ,Truman Capote,村上春樹出版社/メ…

イギリス史と、イギリス文学のファンダム(オタクワールド?)について

イギリス史10講 (岩波新書)作者: 近藤和彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/12/21メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見るイギリス文学史入門 (英語・英米文学入門シリーズ)作者: 川崎寿彦出版社/メーカー: 研究社出版発売日: 1986/09メディ…

J.S.ミル『女性の解放』

女性の解放 (岩波文庫 白 116-7)作者: J.S.ミル,大内兵衛,大内節子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1957/03/25メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る たとえば、世界の遠くはなれた国の人々がイギリスについて少し勉強して、イギ…

最近読んでいる本

なんか、映画の感想書くのも面倒になってきた(数が多すぎて)。 「100本」目標を達成したのと、時間的・精神的にも少し余裕が出てきたのもあって、読書を再開した。小説以外の本を読む意欲が出てきていて、じっくり頭を使って考えながら読むのが楽しい。久…

白洲正子「美しいもの」

美しいもの 白洲正子エッセイ集(美術) (角川ソフィア文庫) 作者: 白洲正子,青柳恵介 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版 発売日: 2015/05/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 白洲正子さん。とんでもないインテリ女性だとは知っていたけど、…

青い森

須賀敦子さんという、文学インテリ女性の極みのような人がいる。その人についての本の中で、彼女が"お父さんから「鷗外の史伝を読まなきゃなんにもならない」と言われた"と書いてあって(インテリ発言だ)、それまでほとんど無視してきた鷗外という存在が、…

進捗(阿古屋、沈黙など)

矢野顕子 主演『SUPER FOLK SONG』ピアノが愛した女。OTONANO powered by Sony Music Direct (Japan) Inc.マンハッタン (字幕版)メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログを見る2つ目の窓発売日: 2015/01/21メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログを…

年末年始「雪」の読書(アンナ・カヴァン『氷』、谷崎『細雪』など)

年末年始 忙しくて読書を2ヶ月ほどやめていたのだけれど、昨年末ころから余裕が出てきて、年末年始から積読していた本をちびちびと読んでいる。最近また、文芸を読むのがしみじみ楽しいと感じるようになった。 以前にお友だちから頂いていた『ハローサマー、…

2016年読書ベスト10

今年からブクログをつけはじめて、記録を見たところ漫画も含めて128冊読んだらしい。比較的自由な時間が多かったせいか、社会人になってからは一番本を読めた年かも。とりあえずベスト10を貼っておく。順位は特になくて、最近やっと読めたミランダ・ジュライ…

『ジブリの仲間たち』と『ジブリの大博覧会』

ジブリの仲間たち (新潮新書)作者: 鈴木敏夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/06/16メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る スタジオジブリ・鈴木敏夫さんの新著。 これまで読んだジブリ関連本では、宮﨑駿と高畑勲を中心に、アニメーション作…

ヴァージニア・ウルフ『波』

波 (角川文庫)作者: ヴァジニア・ウルフ,鈴木幸夫出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1954/06メディア: 文庫購入: 1人 この商品を含むブログ (1件) を見る 友人が、ある古本屋に連れて行ってくれた。住宅地の中にひっそりとある小さなお店だ。壁づたいにぎっ…

6月に読んだ本

相変わらず古典を読んでた。6月後半は極端に元気がなくなって辛かったのであまり読めていない。津村記久子さんを初めて読んでみたり、2月に買ったまま積読していたナオコーラさんの新作を読んだりした。その後すぐ、同作が芥川賞候補になったというニュース…

方丈記

現代語訳 方丈記 (岩波現代文庫) 作者: 佐藤春夫 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2015/03/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 平安時代を経て次は鎌倉・室町だということで、方丈記読んでみたけど、特に学びがなかった。自分の業がまだまだな…

ナツイチ

今日はナツイチの文庫本を買ったところ、おまけでリストバンド?もらった、すげーバカっぽくて良い。 ああ言えばこう食う、田辺誠一画伯のイラスト表紙もかなり良さがある。 集英社文庫ナツイチ 2016

角川文庫『春琴抄』(谷崎潤一郎著、山崎ナオコーラ解説)

春琴抄 (角川文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版発売日: 2016/06/18メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 夏の文庫フェアが始まりました。私にとっては桜や紅葉などと同じ、いやたぶん、もっと個人の物語として季節を感じら…

共感と共有のものがたり(『紫式部日記』と『枕草子』)

『紫式部日記』、とりあえずビギナーズ・クラシックスを通読。 まずわかるのは、紫式部日記はやはり日記で、枕草子は随筆だということ。優劣をつけたいわけじゃなく、ふたつの書物は別々のジャンルだということが、肌感覚でわかる。宮廷の様子を女房の目から…

4・5月に読んだ本

4月はほとんど本を読んでいなかったので、一緒にまとめる。 4月末から大河ドラマをきっかけに平安時代にハマり、広島に「聖地巡礼」に行ったりもした。平家物語は未読だけど、Kindleで 『新・平家物語』を少しずつ読み進めている。当然ながらオリジナル脚本…

『 虫めづる姫君~堤中納言物語~』

虫めづる姫君?堤中納言物語? (光文社古典新訳文庫)作者: 作者不詳出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/12/25メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 光文社古典新訳文庫のKindleセールで買った。短いお話のアンソロジー。 虫めづる姫君って、…

枕草子

異常におもしろいただの感覚が鋭すぎる人の、観察日誌しての側面と(ものづくし)朝廷での栄枯盛衰あれこれを書き留めた記録としての顔がある。しかも後者は、テキストそのものだけでなく「何が書かれていないか」ということを時代考証と照らし合わせること…

『梁塵秘抄』

大河ドラマ『平清盛』を観るまで、存在すら知らなかった本。 今様という5・7・5のリズムを使った短い歌を、治天の君である後白河法皇が編纂したもの。 文庫の説明書きには「平安のサブカルチャー」とあって、 白拍子といった遊女や、漁師、博打打ちなど、当…

谷崎松子『椅松庵の夢』

『細雪』のモデルになった、谷崎の奥さんの手記。 作家の娘や奥さんの日記、手記を読むのは結構好きで 主観と思い出100%の文章が愛おしいと思う。 幸田文や森茉莉の回顧録や、坂口三千代さんの『クラクラ日記』 太宰の娘の太田治子さんの『明るいほうへ』な…

『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』

「誰かがこの本を最初から最後まで読んで、一度も涙を流さず一度も声を上げて笑わないという事態は想像しがたい」。元はラジオ番組のためにオースターが全米から募り、精選した「普通の」人々の、ちょっと「普通でない」実話たち――。 少女の日のできごと、戦…

ジーン・リース『サルガッソーの広い海』

やっとジェイン・エアを読み終えたので、『サルガッソーの広い海』に手を出すことができた。 これは『ジェイン・エア』に登場する人物・アントワネットを主人公に据えた物語なのだけれど、 それを知ったのは最近のことで、タイトルに前からずっと惹かれてい…

3月に読んだ本

まんがばっかり。 ひとにおすすめされたものや、貸していただいたまんがをよく読んだ。 小説だと、感想を書いた『アムリタ』、 あとひさびさの仏文学で『シェリ』が良かった。 『シェリ』は、『日々の泡』に通じるようなファンタジックさで年齢の離れた男女…

吉本ばなな『アムリタ』

Kindleでセールになっていたので、吉本ばなな『アムリタ』を買って読んだ。 はじめての吉本ばなな。この人も、興味がありつつも縁がなくて読んでいなかった人のひとりだ。 書いてあるのは日常、だ。 登場人物たちの境遇は冷静にみるとけっこう暗いし、 ふつ…

読まなかった本たち

「積読」していた本を、思い切って処分している。 ほとんどは、内容には興味があったものの、 上手く気持ちのベクトルが向かず読みきれなかったり、ページすらめくろうとしなかった本たち。 いつか・・と思っていたけれど、その時は決意しなければ永遠に来な…

カート・ヴォネガット『これで駄目なら』

ヴォネガット、じつは『タイタンの妖女』しか読んだことがない。 しかもどんなお話だったか、ほとんど思い出すことができない。 にも関わらず、とても感動し、何かとてもよいものに触れた感覚だけが いまも残像のように心のなかに残っている。 光にあふれて…

2月に読んだ本

2月は活字を読む元気がまったくなかった。 そのなかでも引き続き翻訳とか、外国語を学ぶことについての本を読んだり、 先月の温又柔さんのトークイベントで話題に出た、李良枝の小説を読んだりした。 『英語のたくらみ、フランス語のたわむれ』は、ふたりの…