海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

読書

1月に読んだ本

今月は本が12冊、まんがが3冊だった。もうちょっとがんばれた気がする。昨年末から、母語もしくは外国語で読み書くこと、の探求にハマっていて、そうしたテーマのエッセイが多め。温又柔さんの『台湾生まれ 日本語育ち』やジュンパ・ラヒリの『べつの言葉で…

ジュンパ・ラヒリ『べつの言葉で』/河野裕子『たったこれだけの家族』

母語以外の言語で読み書きすること、 ふたつ以上の言語を使う環境に身をおくこと、を、あいかわらず気にしている。 ろくに外国語ができないという恥を今年こそは乗り越えたいと思って、 短い英語の日記をつけてみたり、 亀のようなのろさで英文小説を読み切…

パトリシア・ハイスミス『キャロル』

文章がきれい。チョコレートを口の中で舐めるみたいに、うっとりするような言い回しと、骨のある王道のラブストーリー。著者は推理小説の作家らしくて、ハラハラする展開もある。恋愛って普遍的なようでいて、この世に誰ひとりとして全く同じ顔の人がいない…

石川美子『ロラン・バルト』と安藤宏『「私」をつくる』

多和田葉子『エクソフォニー』、そして今井むつみ『ことばと思考』と、言葉に関する本を引き続いて読んでいる。あちこちで良い評判をきく『ロラン・バルト』(中公新書)では、バルトの生涯をなぞりつつ、その著作と思想をわかりやすく紐解いてくれている。…

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会社の近くの小さな本屋で、文庫本を買った。ニキの屈辱 (河出文庫)作者: 山崎ナオコーラ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/06/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 恋愛の話だけど、写真がテーマになっている。音楽やスポーツの小…

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多和田葉子さんの『エクソフォニー』を読む。teenstさんから「きっと興味があると思うから」と頂いたWIRED vo.19『ことばの未来』の、書評欄に掲載されていた。 昔から、自分はいつまで日本語だけで思考し続けるのだろうかという思いがずっとあって 最近いく…

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低調な一週間だった。 体力的にもメンタル的にもだるかった。 自分が調理したご飯でお腹こわしたりして、情けない感じ。 『頼れない国でどう生きようか』をパラパラ読みなおす。 3年前に読んだ新書だけど、今読んでもやっぱりおもしろい。 特に加藤嘉一さん…

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土曜の朝はヨガ。ちょっと間が空いてしまったせいで、また全然できなくなってた。 お昼は、ちょっとしたお祝いで人に会う用事。 午後はもくもく会、夜はお酒を飲みに行った。 日曜、前日そこまで飲んだわけでもないのに異常に眠くて、昼まで寝てた。夕方から…

読めない漢字 知らない言葉 見たことのない植物

いちべついらい 田村和子さんのこと作者: 橋口幸子,武田花出版社/メーカー: 夏葉社発売日: 2015/05/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る安部公房とわたし作者: 山口果林出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/07/31メディア: 単行本この商品…

『エンピツ戦記 - 誰も知らなかったスタジオジブリ』

エンピツ戦記 - 誰も知らなかったスタジオジブリ作者: 舘野仁美,平林享子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2015/11/21メディア: 単行本この商品を含むブログを見る たった今読み終わった。 Twitterで出版のお知らせを見て、すぐ予約してから ずっとずっ…

ヨーロッパ

最近、ドキュメンタリ番組をよくみる。 帰ってきて、ご飯を食べて寝るまで、 撮りためたヨーロッパの紀行番組をダラダラ流し続けて観てる。 特にBSプレミアムの『一本の道』という番組が好き、 NHKアナウンサーがヨーロッパの現地の案内人と、田舎の街道を歩…

『秘密の花園』

秘密の花園 (光文社古典新訳文庫)作者: バーネット,土屋京子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/05/10メディア: 文庫 クリック: 33回この商品を含むブログ (32件) を見る 私の人生には、妙に整合性が取れているところがある。 いつかきっと、これを読む時…

『ネンレイズム/開かれた食器棚』

ネンレイズム/開かれた食器棚作者: 山崎ナオコーラ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/10/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る ふたつのお話が入っている。どちらも根っこのテーマはこれまでとも共通している。 テーマというのは、…

『雪は天からの手紙』

中谷宇吉郎という人は、物理学者で、雪の結晶を研究していた先生だそうだ。 北海道大学で、戦争をまぬがれながら低温室で顕微鏡をのぞく生活をしていたらしい。これは科学エッセイ本で、朝永振一郎や湯川秀樹らとの思い出を語っていたりするんだけれど、 エ…

壮大な身分違い

外国の小説を読んだり、音楽を聴いて その世界にうっとり心酔していると 自分は、たまたま生まれる世紀を間違えただけで 実はどこかの国のお貴族様だったんじゃないかというような、 ささやかな誇大妄想にひたることがある。もちろん頭のなかで思っているだ…

『トルコのもう一つの顔』

トルコのもう一つの顔 (中公新書)作者: 小島剛一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/11/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 単純な歴史の本かと思ったら、全然違った。クルド人をはじめとする、トルコに生きる少数民族とその言語につい…

これが文学だ

山椒大夫・高瀬舟・阿部一族 (角川文庫)作者: 森鴎外出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/06/22メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 森鴎外の短編を読んでる。まだ途中だけど、『山椒大夫』『高…

『ホー・チ・ミン伝』

ホー・チ・ミン伝 上 (岩波新書 青版 898)作者: チャールズ・フェン,陸井三郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1974/06/20メディア: 新書購入: 1人 この商品を含むブログを見るホー・チ・ミン伝 下 (岩波新書 青版 899)作者: チャールズ・フェン,陸井三郎出…

働くということ

『夢と狂気の王国』を観て以来、ジブリ・アニメ関連の映像や書籍を少しずつ集めている。 映画を構想し、作り、人々に届けるというその過程を知ることは、 どうやら自分にとってものすごく心地よいことみたいだ。 たくさんの人たちが、それぞれの役割や立場の…

偶然の祝福

偶然の祝福 (角川文庫)作者: 小川洋子出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2013/12/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 小川洋子『偶然の祝福』を読む。わたしたちは絶えず何かを失い続けている。 小川さんの小説は、喪失したものへの…

『スマホに満足してますか?〜ユーザインタフェースの心理学〜』

スマホに満足してますか??ユーザインタフェースの心理学? (光文社新書)作者: 増井俊之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/02/20メディア: Kindle版この商品を含むブログ (5件) を見る 増井先生の本。すごく読みやすい。 でも私よりも私の母のような、コン…

読んだ

コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書)作者: 川上量生出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2015/04/11メディア: Kindle版この商品を含むブログ (7件) を見る持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎単行…

読んだ本

最低で最高の本屋 (集英社文庫)作者: 松浦弥太郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/04/03メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るコンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書)作者: 川上量生出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2015/…

ラピスラズリ

ラピスラズリ (ちくま文庫)作者: 山尾悠子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 26回この商品を含むブログ (25件) を見る とても難解。二週してやっと大枠をつかめた。幻想小説集だけれど、「ものがたり」を読むので…

梵と輪廻

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (角川文庫)作者: フィツジェラルド,永山篤一出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2013/10/14メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る読みにくかったけど、ギャツビーのギラギラ感よりも、淡々としていて良か…

君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語

君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語 (ポプラ文庫 日本文学)作者: 飛鳥井千砂,小川糸出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2012/12/05メディア: 文庫この商品を含むブログを見る この本、最初に見かけたのは2年前の冬で、駅中の書店で平積みになっていたのを…

ナンバーワン・コンストラクション

ナンバーワン・コンストラクション作者: 鹿島田真希出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/07/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (34件) を見る 『冥土めぐり』に続いて、この著者の本はまだ二冊目だけど、 なんというか、熱い…

インド事情

激変するインドIT業界 バンガロールにいれば世界の動きがよく見える (カドカワ・ミニッツブック)作者: 武鑓行雄出版社/メーカー: ブックウォーカー発売日: 2014/01/23メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る たまたま著者の方のお話を先に聞く機会…

ともだち

ウドウロク作者: 有働由美子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/10/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見るLEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲作者: シェリル・サンドバーグ出版社/メーカー: 日本経済新…

「ひと皿の小説案内 主人公たちが食べた50の食事」

池袋のジュンク堂をふらふらしていたら、本書のフェアをやっていた。 たくさんの食事が大判プリントで並んでいたのが鮮やかで、思わず買ってしまった。1800年代後半から最近までの外国文学に出てくる料理を再現している。 小説の選び方が絶妙で、読んだこと…