海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

読書

『スマホに満足してますか?〜ユーザインタフェースの心理学〜』

スマホに満足してますか??ユーザインタフェースの心理学? (光文社新書)作者: 増井俊之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/02/20メディア: Kindle版この商品を含むブログ (5件) を見る 増井先生の本。すごく読みやすい。 でも私よりも私の母のような、コン…

読んだ

コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書)作者: 川上量生出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2015/04/11メディア: Kindle版この商品を含むブログ (7件) を見る持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎単行…

読んだ本

最低で最高の本屋 (集英社文庫)作者: 松浦弥太郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/04/03メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るコンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書)作者: 川上量生出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2015/…

ラピスラズリ

ラピスラズリ (ちくま文庫)作者: 山尾悠子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 26回この商品を含むブログ (25件) を見る とても難解。二週してやっと大枠をつかめた。幻想小説集だけれど、「ものがたり」を読むので…

梵と輪廻

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (角川文庫)作者: フィツジェラルド,永山篤一出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2013/10/14メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る読みにくかったけど、ギャツビーのギラギラ感よりも、淡々としていて良か…

君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語

君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語 (ポプラ文庫 日本文学)作者: 飛鳥井千砂,小川糸出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2012/12/05メディア: 文庫この商品を含むブログを見る この本、最初に見かけたのは2年前の冬で、駅中の書店で平積みになっていたのを…

ナンバーワン・コンストラクション

ナンバーワン・コンストラクション作者: 鹿島田真希出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/07/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (34件) を見る 『冥土めぐり』に続いて、この著者の本はまだ二冊目だけど、 なんというか、熱い…

インド事情

激変するインドIT業界 バンガロールにいれば世界の動きがよく見える (カドカワ・ミニッツブック)作者: 武鑓行雄出版社/メーカー: ブックウォーカー発売日: 2014/01/23メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る たまたま著者の方のお話を先に聞く機会…

ともだち

ウドウロク作者: 有働由美子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/10/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見るLEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲作者: シェリル・サンドバーグ出版社/メーカー: 日本経済新…

「ひと皿の小説案内 主人公たちが食べた50の食事」

池袋のジュンク堂をふらふらしていたら、本書のフェアをやっていた。 たくさんの食事が大判プリントで並んでいたのが鮮やかで、思わず買ってしまった。1800年代後半から最近までの外国文学に出てくる料理を再現している。 小説の選び方が絶妙で、読んだこと…

たのしい編集

たのしい編集 本づくりの基礎技術─編集、DTP、校正、装幀作者: 和田文夫,大西美穂出版社/メーカー: ガイア・オペレーションズ発売日: 2014/01/14メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 仕事に必要なので読んだ。 社会は不親切で、こう…

灯台へ

灯台へ (岩波文庫)作者: ヴァージニアウルフ,Virginia Woolf,御輿哲也出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/12/16メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 79回この商品を含むブログ (70件) を見る やっぱりこの人の文章は緊密という言葉がしっくりくる。 幸福…

妻の超然

妻の超然作者: 絲山秋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/04/12メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 3つの物語が入っている。 1つ目と2つ目は、人と人、男女の付き合いにおいての「超然」というポーズ、 態度のあり方みたいな話なのだけれど 3…

マンスフィールド短篇集

マンスフィールド短篇集 (ちくま文庫)作者: キャサリン・マンスフィールド出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/02/14メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る おやおや、文化というものはなんて白痴的なものなのだろう。貴重な、とても貴重なヴァイ…

ずっと走っても海に突き当たらない国

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 何人かのお友だちにおすすめされていた。ポチったはいいもののなんだか食指が伸びなくて寝かせており、月曜の朝にふとんから起きるように読んでみたらば流れるようにサクサク読めた。一つ一つのことばの選び方が的確で狂…

一日貴族

週末、美容院に行った。茶髪にするのは2年ぶり。大人っぽい感じにしてくださいとオーダー。鏡に写った自分が母親や母方の親戚に似てきていておかしかった。 待ち時間に「おとなのオリーブ」をぱらぱらめくるも、さらっと読み終えてしまい全く感情移入できな…

肉厚な茄子の存在感

茄子(1)作者: 黒田硫黄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/11/12メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 茄子(2)作者: 黒田硫黄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/11/12メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る茄子(3)作者: 黒田…

「伝え方」に心を砕くことは、邪悪なことではないのかも。(『伝わっているか?』と『アース ミュージック&エコロジーの経営学』を読んだ)

『伝わっているか?』と『アース ミュージック&エコロジーの経営学』読んだ。 伝わっているか? 宣伝会議作者: 小西利行出版社/メーカー: 宣伝会議発売日: 2014/06/05メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 著者はコピーライターで、人に伝えたいこ…

『生物にとって時間とは何か』読んだ

今の仕事、普段の蓄積がいつどんなところで役立つかわからないところがあって、大学時代に本業と無関係に受けたプロマネの講義とか、趣味で読んでたデザイン関連の知識なんかが、会社で重宝されるという場面があったりした*1。だから、濫読をがんばろう。 生…

『マッキンゼー流 入社1年目 問題解決の教科書』

マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書作者: 大嶋祥誉出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2013/04/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 社会人になる前に、既に働いている友人から頂いた。ご飯の席で「今読んでもわか…

ゆらゆら帝国で考え中(エンタメ週間その3)

シアターΧ(カイ)|『天才的な時代』『パフューム』|東京両国の演劇芸術を中心とした劇場 シアターΧ(カイ)|『天才的な時代』『パフューム』|東京両国の演劇芸術を中心とした劇場 勅使河原三郎というダンサーの方の公演を観に行った。 ちなみに最初、てしが…

緩急のない日記 新宿編

最近、週末に新宿に行くことが多い。 今日も目抜き通りを歩きながら、透明人間になった気持ちでぼーっとしたり、とろとろと歩いたりしていた。 休みになると、街やひとびとを見ているだけで楽しい。おかしいんだけど、新鮮な気持ちで人や街を眺められる。フ…

世界ふしぎ発見

マイナス50℃の世界 角川ソフィア文庫作者: 米原万里,山本皓一出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川学芸出版発売日: 2013/05/16メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 北半球で最も寒いところは、北極ではない。現在人類が持ち合わせている記録では、…

インターネット

江戸川乱歩傑作選 生来ホラーや推理モノが苦手なのでびびってたけど、実際飛び込んでみたら江戸川乱歩、文体も読みやすいしエンターテイメントの乱反射だった。特に『人間椅子』、こわおもしろすぎる。謎解きとか、ぞっとするスリルの裏側に、ひとの真面目さ…

『ナタリーってこうなってたのか』

ナタリーってこうなってたのか (YOUR BOOKS 02)作者: 大山卓也出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2014/08/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る 大山さんの手記の部分と、巻末の特別対談で語られる、外から見る大山さんの印象…

台風読書

『ドミトリーともきんす』 はじめての高野文子作品。タッチが「TINTIN」みたいで、かわいい。まんがというよりは、絵本みたいな感じ。この作家の名を知ったのは最近なので、深い感慨など感じずに、楽しく読む。例えばこんな天気の日に、小学生くらいの子ども…

『どうして書くの?』

どうして書くの?―穂村弘対談集作者: 穂村弘出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (32件) を見る かわいい本だった。かわいい、というのはハード的な側面とソフト的な側面の両方がある。 …

天頂より少し下って

なんとなく買った川上弘美の短篇集。最初の『一実ちゃんのこと』なんか読んだ覚えがあるな〜と思っていたら、中盤を過ぎた当たりで「ア〜」と実際に声に出して、思い出した。中学3年か高校1年の頃だったと思うけど、『teenage』というアンソロジー小説本を読…

浮く

死にかけていた夏が、事切れる前に最後の呻き声を上げて、喘いでいる。暑い。 指先からソーダ (河出文庫)作者: 山崎ナオコーラ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/08/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (15件) を見る …

PAY DAY!!!

これは、大学生の時に読んでおくべきだった。 あなたは逃げ出そうとしないで、自分に起きる出来事に正面から向かい合おうとしてる。あなたは、まわりが思う程強い子なんかじゃないわ。でも、強くあろうと必死になっている。そんなあなたが流す涙って、お菓子…

夏かしむ

今週のお題「海か? 山か?」 遠くに行く。初めての土地、別に気分ががらっと変わるというわけでもないが、山を走り、海を眺めた。わたしの夏がはじまって終わった。春と秋と冬が、一方向の矢印が引かれた一過性のものだとしたら、夏は輪廻だ。何度も巡り、…

最近観たもの読んだもの

モデラート・カンタービレ (河出文庫)作者: マルグリット・デュラス,田中倫郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1985/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (22件) を見るつんどく! vol.3作者: 別册文藝春秋編集部 編,石田衣…

『愛と暴力の戦後とその後』

赤坂真理さんの、『東京プリズン』以降のはじめての著作。一週間かけて、読み終える。 愛と暴力の戦後とその後 (講談社現代新書)作者: 赤坂真理出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/05/16メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る 講談社のメールマ…

読書(5月)

『空の冒険』、ANAの機内誌に連載していたエッセイと短編小説の書籍版で、短編小説のほうは気軽に読めてよかった。フォーマットが決まっているので劇的な展開もないのだけれど、その分細部が優しい。 いくつか相対性理論の曲を聴いている時と同じ感覚になる…

『コーヒーと恋愛』

コーヒーと恋愛 (ちくま文庫)作者: 獅子文六出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る 表面的なことで物事を判断してはいけないなという話。絶対読んだら好きな感じだと、わかっていたので、あえてずっ…

東京湾景

ススススーっと読み続けて、最後のほうとかほとんど人物に共感できずに終わった。感情移入よりも情景移入?という感じで、自分にはちょっとスタイリッシュ過ぎたかな。お台場よりも品川のほうが好き。

『ジョゼと虎と魚たち』

『ジョゼと虎と魚たち』良かった。表題作もよかったけど他の話もすごく良かった。男性からの意見を訊いて、あれこれ言い合いたい感じ。映画も観てみたいな。 しかし宇禰はこの悦楽を先鋭化するために、二度と有二と機会を持とうとは思わないのだ。宇禰はそう…

共犯と私小説

夏葉社『最後の息子』とその続編『春、バーニーズで』読んだ。それから『星を撒いた街』も読み終えた。吉田さんの文体はたしかにとてもスタイリッシュで、恐らく冊数を重ねる毎に洗練されていっているのだけれど、この一連の話はどこか私小説めいていた。 そ…

うるわしきアルゼンチン

アンネ・フランクの記憶 (角川文庫)作者: 小川洋子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1998/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (26件) を見る 小川洋子が、アンネ・フランクのゆかりの土地や人々を尋ねた旅行記があって、そのな…

少女七竈と七人の可愛そうな大人

今までの読んだいくつかの桜庭さんの作品の中で、赤朽葉家の伝説の次によかった。彼女が書く性描写はどうしてこんなに静謐に思えるのだろう。性といっても直接的な表現があるわけでもないのだけど。エロよりも淫蕩、アダルトじゃなくて春画、そういう感じだ…

3月の読書

痴人の愛 (新潮文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1947/11/12メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 123回この商品を含むブログ (224件) を見る アメリカン・エディターズ?アメリカの編集者たちが語る出版界の話? (eブックジャム)作者: 秦隆…

『女たちは二度遊ぶ』

ここ半年ほど、連続してANA便に乗る機会があった。それはたまたまANAが続いただけだったのだけど、搭乗する度に機内誌「翼の王国」を読むのを楽しみにしていた。なかでも、吉田修一さんの連載エッセイは知らず知らずのうちに毎回必ず読んでいて、先月松山に…

読書(1月)

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 前に『出版業界最底辺日記』で、谷崎の本は読むたびに未読作品が減るので、読んでいる時は幸せだがその後不幸になる、という話があって、わたしの中では桜庭さんの小説もそれに含まれる。ドロっとしていて濃密なのに、むせ…

『神谷美恵子日記』

神谷美恵子日記 (角川文庫)作者: 神谷美恵子出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2013/07/17メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 私は人とのリレーションシップ〔関係〕、しかも最も密接な関係に於て最も私たる所以を発揮する。私の創ら…

泉鏡花 陽炎座 室生犀星 幼年時代 どっちも長風呂してる最中にKindle for iPhoneで読んだ。『陽炎座』ひたすらわけわかんなかった、鏡花はやはり苦手だ。『幼年時代』、室生犀星は苦労人なんだなあとおもった。途中で、"ぼくはこの家よりよくしてくれる家を…

出版と書店についての本たち

「出版」「書店」に関連する本を連続して読んだ。 装丁からして誠実さが漂っていた『善き書店員』は、前評通りすごくいい本だった。少し値段が張るけれど、世の中の人に広く読まれるべきだと思う。一気に読む本ではないと判断したので、年末年始をはさんでゆ…

これは黄色い声

私の永遠のアイドル・いしわたり淳治くんの著作がちくま文庫から再発されたというので買いに走った。ロッキング・オンから出てた初版本と中身全く一緒だけど、追加のお話がちょこっと入ってる。(「ボーナス・トラック」ってあるのがすごくいい、でも表紙は…

ボルヘスやさしい

ある組織に属するということは、その組織の言語を学ぶということかもしれない。だとすると、社会に生きるということ、ひとが生を織り成すというのは、言語獲得の流浪の旅にほかならないのかもしれない。少し前のわたしは、自分自身の言語をつかむのに精一杯…

メデイア

スクリプトの中の時間の流れがとてもゆっくりで、たぶん実時間にしたら10時間ちょっとのことを、今のわれわれからしたらひどくゆっくりに進めている。ギリシアの時代にはきっと時計というものがなかったのだろう、現代人が同じ発想でこういう物語をつくるな…

『愛と死』

先日、祖父と祖母がいっしょにでかけるところに遭遇した。秋晴れの休日の昼間だった。母と私は買い物に出かけようとして、車に乗り込もうとするところだった。 「駅まで送っていきますよ」 という母に対して、脚の悪い祖父は「いい、いい、バス停までだから…