海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

最近の悩みはバターが小さいわりに高いこと

実家暮らしでずぼらに生きている私だけど、最近よく料理をする。

二日に一度は朝食にオムレツを作り、夕ご飯も何かしらをこしらえる。オムレツは完全に石井さんのエッセイの影響で、うまくつくるためにレシピ本を購入してしまった。夕食は週に一度くらいの頻度で家族に振る舞うけど、基本的に自分のために作って自分で食べている。常々自分は自分に甘いな〜と思っていたけど、料理でもそうで、何を作って食べてもそこそこおいしいと思えてしまう(それがたとえ失敗して焦げて炒り卵になったオムレツでも)。というか私は料理そのものが好きなのではなくて、自ら包丁を持つところから食後の鍋洗いまで一通りのプロセスをこなす自分にたぶん酔っているんだなあ、と思う。整理整頓が苦手なくせに、そういう、生活の一部をきちっきちっとすることは年を重ねるごとに好きになっている。今回の料理も、突き詰めると現実逃避なんだけど、おなかはいっぱいになるしリーズナブルだし、いい逃避かな〜と納得することにしている。

以前は料理すること自体が数ヶ月に一度の非日常だったので、何かを作るたびに写真を撮っていろんなところにupしたりしていた。けど台所に立つことが普通になってくると、いちいち写真を撮ってlikeを待つみたいな野暮なことはしなくなってくる。アツアツのうちに口に運びたいし、ごはんを作って食べるならその当たり前さを楽しみたい。ちょっとづつ要領を得てくると、おなかのほうから勝手に「明日あれ食べたい」「あの本に載ってたあれ、作ってみて」と言ってくれるような気がしている。誰かに食べてもらって「ちょうおいしい!」とほめられるようなものができているかはわからないけど、少なくとも私は満足しているし楽しいし、家族もたまにほめてくれる。あせらずゆっくり、作れるものを増やしていきたい。

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる レシピ版

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる レシピ版