海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

本当のクリスマス

監督失格

昨日はクリスマスだったんだけど、ひとりで買い物に行って、そのあと「監督失格」を観に行ってきた。

見終わってからしばらく言葉にならなくて、圧倒的なドキュメンタリー感というか、ドキュメンタリーそのものだから当たり前なんだけど、とにかく「これは本当にあったことなんだ」っていう現実感覚がものすごかった。映画館を出ても涙も出ず、ふらふらの足取りで帰った。

しばらくして、映画の中で起こっていたことは、本当にあったことだし、しかも特別なことじゃない、と思った。AV、という私の日常から数センチずれてはいたけれども、描かれているのはむしろ誰にでも普遍的な何かだった。つまり愛だろう。


平野さんと由美香さんよりも、由美香さんとお母さんの関係の強さのほうがたぶんショックだった。それで強烈に思ったのは、とにもかくにも親より早く死んでは絶対いけないということだった。でも明日何が起こるかわからないし、あっけなく死ぬかもしれない。そう思うといてもたってもいられなくなって、もう勉強とか仕事とか全部やめて今まで関わりのあった人全員に会って廻りたいとか考えてしまう。でもそれはできないから、これから周りにいる人のことをできるだけ大切にして日々過ごすしかできないんだろう。そういうことを考えられたという意味で、本来の意味でのクリスマスを過ごせたのかもしれない。

『監督失格』予告 - YouTube