海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

見かけによらない

なれる!SE―2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)
そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)
どくとるマンボウ航海記 (新潮文庫)
昨日、2011年は変化の年だったと書いたけど、その一つに「先入観を持ちすぎてはいけない」というように考えを改めたことがあった。物事でも人でも何でも、私は第一印象で判断しすぎているなという反省を、何度かした。ある程度年を取ったということなのかもしれないけど、最近は、今まで斜めに構えて見ていたものや毛嫌いしていたものへの興味がすごく湧いている。いいことだと思う。


今週の始め、大学に行く途中の電車の中で「なれる!SE」を読んだ。面白くて1時間くらいで読み終わってしまった。ライトノベルは本当に読むのも買うのも中学生以来だったけど、普通にエンタテイメントとして楽しめた。あと自分が研究室に入ったばかりの時の、何も知らないのに大量の情報がバンバン入ってくることへの焦りとか戸惑いを思い出した。主人公が、ネットでありもののコンフィグを引っ張ってくるだけじゃダメなんだって叱咤されるシーンがよかった。ググったり人に聞いたとしても、最後は自分の頭で考えないと身に付かないってことを再確認させてくれた。

それから、川上未映子の「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」を読んだ。なんというか、予想に反してすごくまともな文章だった。まともというのは、彼女自身も自らの自意識について強く自覚しているということで、読みながら変に肩の力を入れていたのがほぐされていくのを感じた。ちょっと意地悪な見方をしていたなあ、と反省した。

そして今日は「どくとるマンボウ航海記」を読み終わった。なんだか嘘か本当かわからないけど愉快だなあ。最初から最後まで、他人にとってどうでもいい、些細なことしか書かないって宣言していてかっこよかった。石井好子さんの話もそうだけれど、戦後まもないヨーロッパの様子を知ることができて楽しい。