海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

On-the-Goというバンドについて

この間のエントリに載せたOn-the-Goっていうバンドがやはりすごい。まだ出会ってから10日くらいだけど、彼らの曲しか聴けてない。それくらい衝撃的だった。

iTunesやsoundcloudにある曲はもちろん手元に落としたし、Youtubeのライブ映像も片っ端から観てしまった。音楽好きの人に会うたびにおすすめしてるし、昨日なんか↑のいちばん最初の「Fall Asleep」って曲が好きすぎてそれを聴きながら寝たりしたし、とにかくやばい。プロモーションサイドも、イマドキのツールを使いこなして力入れてるし、間違いなく世界で売れるんではなかろうか。あー、ライブを観にモスクワに飛びたい。ロシア語勉強したい。MCで何言ってるかわかりたい。日本来てくれ〜、頼む〜。

なんでアメリカやイギリスのメディアは彼らを取り上げないんだろう?英語で歌ってるんだし、もっと売れまくってもいいはずなのに、YouTubeのアクセスみるとほとんどロシアだけだ。

 

とにかく曲がいい。どうしようもなく今っぽい。今っぽいんだけど、先人の音楽への尊敬もちゃんとある。たぶん日本でボーカロイド曲が生まれたように、ヨーロッパからの「今」への解答がこれだ、という感じが激しくする(しかもロシアから)。ベイルートもかなりいいなと思ったけど、今っぽさというところでは彼らは段違いに突き抜けているたぶん。

 

あと、バンドとしての説得力がすごい。ボーカルの男の子はモデルでもやれそうなくらいイケメンだし、フロントマンとしての役割を正面から覚悟決めて引き受けている。女の子みたいなギタリストも、理知的なベーシストも、やわらかい感じのキーボードも、それらをがっちり受け止めてるドラムスも、みんなキャラが立ってるように見えるしバンドとしてのフォルムがもう完璧。しゃべっているところ見ると、マンガかよってつっこみたくなるくらいの満塁ホームラン感。(※追記 今FBページ見たら、ボーカルとギターの人は兄弟みたい。)

今までちょっとだけ聴いてきたヨーロッパの音楽にたまにある、なんの前触れもなくいきなり、高ぶった何かを、なにくわぬ顔で投げつけてくるところに弱い。永井荷風の「西洋婦人の恋は実に自動的だ。実に猛烈だ。」ていう言葉と、根本のところは同じに思えてしまう。


噛み砕いて言えないし、一般化できない気持ちだけども、これが私にとってのヨーロッパ。乱暴に言うとクソいものはどこまでもクソなかわりに、いいものは徹底的に直球投げてくる。そこにしびれる。

 

ほんとに売れてほしい。新曲がこんなに待ち遠しいバンドに出会ったのひさしぶりだ。