海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

海底二万里

海底二万里 (上) (岩波少年文庫(572)) 海底二万里 (下) (岩波少年文庫(573))

春に松丸本舗で買った「海底二万里」をやっと読んだ。遥か昔に読んだような気がするが、内容は全く記憶にない。平易な文に要約された絵本や、ディズニー、「ナディア」による、二次的なイメージのほうが大きかったのだ。

 

いやはや、一言で言って、めっちゃくちゃ面白かった。それなりに厚みはあったが、2日で上下巻一気読み。

 

よくこれだけ思いつくなあというくらい、次から次へと溢れ出る、海と自然に関する知識とアイデア。

そこまで特徴があるわけでもないのに、読み手をぐいぐい引っ張る筆致。

アポロ13を思い出すような、ちぐはぐで愉快な主役の3人。

そして、読後なおも爽快な謎を残す、ネモ船長の凛々しいヒロイズムとヒューマニズム

 

ヴェルヌがSFの開祖と呼ばれる所以も、少し分かった気がした。<児童文学>なんて言い切るにはあまりにエンターテイメント。他のヴェルヌ作品も夏の間にぜひ読みたい。