海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

9月某日 パスポートの更新をする

10代後半に作ってから、約五年が経過した。青から赤へ。

 

この五年間、けっこういろいろなところに行かせてもらえて、ラッキーだったと思う。家族旅行、研究発表、友人・知人との旅、そのほか。出入国スタンプにはどれも思い出が宿っている。楽しいこと、悲しいこと、恥ずかしいこと、いろいろあった。海外だけじゃなく。

 

顔写真を並べてみたら、顔つきが全く違うのでびっくりした。昨年、矯正の都合で顎の手術をしたので骨格が違うのはもちろんなのだが、目つきや口元も違う。

自分で言うのもなんだけど、そこそこ経験を積んだ人間の顔をしている。もっと正直に言えば、確実に歳をとったことがありありとわかる(あたりまえだけど!)。自分で自覚的に生きるようになってからの歳月の重みを、客観視したのは初めてなんじゃないだろうか。学生証や免許証の写真ではこういうことは感じない。5ミリメートル大きいからか?
 
 
わたしはほうっておくと無意識のうちにノスタルジーに生きてしまう。自分の過去だけじゃなくて、生まれる前の時間や、こことは全く異なる空間に流れる時間。フィクションとの付き合い方もそうで、本当は現実を生きるためのものなのに、去来の中にいるのが気持ちよくて、居座りつづけたいと思ってしまうことがある。
 
どちらのパスポート写真も、実は最寄り駅前のパレットプラザで撮った。人のよさそうなフツーの店長さんに、フツーのデジイチで撮られただけなのに、なぜかいい顔が映る。十年後、三十代になったときまた同じように撮ってもらえるかは、わからないけど、それまで私なりにしっかり生きていられたらなと思う。ハローあたらしい十年。