海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

『家族ゲーム』1983年


家族ゲーム(1983) - 劇場予告編

随分前に観た。これは、ミニマリズムだ。

カットの間(ま)、セリフ、カメラワーク、映る色彩、に一本通った美意識があって、これは日本人にしか撮れないし、そもそも撮ろうとしない映画だと思った。

少しずつ反復して、盛り上げて、多分のユーモアを交え、クライマックスで落とす。最後の食事のシーンなんか、反復のリズムが気持ちよすぎて、あれは一種のecstasyみたいなもんだと思った。それは職人技で作りこまれた、精緻な電子音楽と似ていた。

あと、戸川純がキョーレツだった。