海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

読書(11月)

太陽の涙 (Coffee Books) きことわ 恋 (新潮文庫)

闘う区長 (集英社新書) 独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

何かとドタバタし、ざわついた11月が終わろうとしている。時たま休日も通学するような生活が続いていたのでまとまった時間があまりとれず、引き続いて新書と、女性作家の受賞作品たちを読んだ。

 

『きことわ』『恋』も、読み進めながら何度も読むのやめようかな...と思ったのが正直な気分だった。しかし『恋』は、物語が架橋になってくると面白く、最後は勢い良くページを捲った。

どちらも、描かれているのはわたしにとって既知のことであり、かつそれが自分にとってあまりにも等身大で生っぽすぎ、時にはひねりがなかったため、「ああ、知ってる知ってる」程度になってしまった。近すぎるが故に、遠い海の向こうの国のできごとみたいに感ぜられた。でもそれはそれでいい、おそらく。

『太陽の涙』も、悪くないんだけど、この方には大人のフェアリーテイルより、堂々と「小説」を書いてほしい、と思った。 

 

『闘う区長』は、東京都世田谷区の保坂展人区長による、「お仕事紹介」である。その内容は"闘う"というよりも"ハタラク"に近かった。地域の(ややもするとニッチで苦笑しがちな)問題や、エネルギー地産地消といったモデルを実行し、解決を模索する。保坂氏の行動は、これからも注目したいと思う。

 

0円ハウス

最後に『独立国家のつくりかた』。正直に言って、読む前は「今はやりのMakerコミュニティとか、DIYとか、そういう話でしょ〜」とナメていたのだが、全っ然違う話だった。もう、脳天に稲妻が突き刺さるくらいの衝撃で、読後、よくわからないうにょうにょした「何か」が沸き上がるのを感じて興奮した。イメージで判断して、恥ずかしいなと思う。なんかよくわかんないけど、すっげーぞ、と。

この本には著者の坂口恭平さんの思考・行動が、熱と知性を持って書かれている。が、現在進行形の坂口さんの姿が気になったため、現在は絶賛他メディアで追いかけている最中である。(そして自分にできることを考えている。)なので、追って別のエントリにできたら良いと思う。