海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

ここ数日「やるせなさ」について思いをめぐらせていたところ、たまたま読み返した『茶の本』が、半年前に読んだときよりずっと味わい深かく感じた。やるせなさ、もののあはれ。失われたものを思う気持ち、目を閉じたあと一瞬まぶたの上に漂う残光。

 

花道が生まれたのは15世紀で、茶の湯の起こったのと同時らしく思われる。わが国の伝説によると、始めて花を生けたのは昔の仏教徒であるという。彼らは生物に対する限りなき心やりのあまり、暴風に散らされた花を集めて、それを水おけに入れたということである。(茶の本 P.86)

 

なんてやるせないのだろう。