海の響きを懐かしむ

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体力

ガリア戦記 (岩波文庫)

ガリア戦記 (岩波文庫)

戦争をするには、肉体的な意味での体力と、その地形や人々といったローカルな情報が極めて重要だなあと言うことがよくわかった。戦うだけじゃなくて、情報を得るのにも体力が必要で、身体を動かさないといけない。そういう体力的な意味で、人類はやっぱり退化してるんだなー、と思った。個人的には下記がひっかかった。あと、誠実と自制って言葉がキーワードだった。

(ガリアの)僧侶は戦闘に加わらないのが普通で、他のものと一緒に税金を払うこともない。(中略)そこで沢山の詩を暗記すると言われている。こうして或るものはその教育に二十年間もとどまる。その教えを文字に書くのはよくないと考えているが、他の事柄は公私の記録でギリシア字を使っている。私には二つの理由からそうなったものと思われる。その教えが民衆の中にもち込まれることを喜ばないのと、学ぶものが文字に頼って記憶力の養成を怠らないようにしたいのと、二つである。確かに多くの人々は文字の助けがあると、熟達しようという努力も記憶力の訓練もないがしろにしてしまう。(ガリア戦記第六巻 14)