海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

強くて脆くて孤独

ヘルタースケルター (Feelコミックス)
ああ〜ん、あんあん (集英社文庫)
世界悪女大全―淫乱で残虐で強欲な美人たち (文春文庫)










岡崎京子のへルタースケルター、室井祐月のエッセイ、そして古今東西のオンナたちを紹介する世界悪女大全、の3冊を読んで、強くてもろくてどこまでも一人な女、について考えた。


へルタースケルターは、読もう読もうと思っていて、映画化されると知って原作を先に読もうと思ってやっと読んだ。岡崎京子作品は古本まつりで買った「バージン」を読んでいたけど、長編ははじめてだった。読んでいて、りりこの信じられないくらいのタフさと、それに付随する圧倒的な生きづらさが辛かった。それから、多くの人間はこずえのようにはなれなくて、それがちょっとだけ悲しい。蜷川実花が言っていた、欲望処理装置、という言葉がずっとひっかかっている。

室井さんの本は、とってもよかった。数年前だったら(失礼だけど)彼女の本を読もうなんて思わなかったと思うんだけど、とにかく最初から頭まで愛情のドキュメンタリーを見せつけられた。

世界悪女大全は、ゴシップ雑誌を読むノリで軽く読めてしまった。昔のヨーロッパでは村の女の子をさらっていくのがふつうだった、みたいな男女の関係や倫理的な規範の違いに関するエピソードが多くあって面白かった。