海の響きを懐かしむ

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情報社会学会WIP発表

情報社会学会年次研究大会のWork In Progressセッションで、「ソーシャルメディア上の食事情報を用いた日本の現代家族に関する分析」という発表をしてきた。これは卒業論文の一部を抜粋して少し手を加えたもので、日本発の食事画像共有SNSであるmiilから、Twitterクロスポストでつぶやかれた発言を分析することで、食卓の模様から垣間見える家族のあり方に関して考察をしようとした。

<質疑・コメント>

  • 健康情報とかと連携したらどうか。(東大情報学環で行われているfoodlogの話題に)
  • (miilの多言語化に対応して、地域比較をしたいという発表に対して)例えば、母、といっている人の立場が、こどもか旦那か、検証する場合があるのではないか。多言語化すると、そういう言葉の違いが出てくるはず。
  • 日本の現代家族、といってしまうと広い。自宅のごはんで、外部に「見せている」ものは、普段のご飯と違う。家庭のなかであえて外部表出するごはんとは何か、またそのシチュエーションはどういったものか、というほうに考えていくといいのではないか。


<所感>
初めて社会科学系の学会に参加した。他を知らないのでなんとも言えないところもあるけど、今まで行った情報系の学会やカンファレンスよりも小規模で、大学の人がほとんどな印象を持った。人数は全部で3,40人前後だったように思う。企業の人は、数名程度。

面白かったのは、後半の知識共有ワークショップ。参加者全員で、ブレインストーミング的に、輪になってディスカッションをした。何かの話題に関して深い議論、というより、各自の問題意識をポンポン出していくという一時間でなかなかスリリングだった。またゲスト講演の、社会心理学者の三浦麻子先生のお話も面白かった。知恵袋や発言小町のコミュニティの差異についてなど。その他でも、ツイート分析や知恵袋分析をしている発表がいくつかあって、参考になった。きちんと泳ぎ方を知っていれば、どこまでも深く潜れるのだと勉強になったし、亜流で勝手にやってしまっていたことを反省した。

SFC関係の人も多かった。こういう場だからこその出会いというのもある一方で、もっと普段の大学生活で他の人々と関わるべきだなーと改めて実感した。研究に関しては、今後もこのネタは続けたくて、できればきちんとした統計手法の利用を考えた上で、もっと踏み込んだ分析に持って行きたい。予稿を持って、他分野の先生のところに意見を聞きに行くのがいいのかな、と思う。