海の響きを懐かしむ

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介護保険について

細い話を含めるといろいろ学んだが、基本情報のみまとめる。


  • 介護保険は、それまで個人の家庭内(=プライベイト)の問題とされていた介護を、公的な問題(=パブリック)として扱うことにした、という意味で、世界においても画期的な制度である(介護の社会化
  • それゆえに、介護保険は、株式会社やNPO法人といった、公以外の主体がサービスを担うことで、競争原理のメリットを活かすことを目的としている。それによって利用者の選択肢の自由度が上がることを狙っている。(しかし、地域格差など、現場レベルではそうなっていないのが現状である)
  • 介護保険法は2000年に施行され、未だ歴史が浅い法律である。また、2006年に見直しがなされた(改正介護保険法)。
  • 介護保険を受けるには、自治体に対して介護認定申請を行い、「要支援者」ないしは「要介護者」の認定を受けなければならない。介護/支援が必要な状態は7つのレヴェルに分けられる。06年の改正介護保険法からは、介護度が低い「要支援1/2」の高齢者は、「介護予防」の視点からサービスを受けることとなった。
  • 介護認定後は、要介護者はケアマネジャーを選定し、適切なサービスを受ける。
  • ケアマネジャー(介護支援専門員)は、公務員である。ケアマネジャーは、要介護/支援認定を受けた高齢者に状態に応じて、ケアプランを作成し、医療者など、他のサービス供給者との調整を行う。
  • サービス受給者が増加してゆくなかで、現行制度が現場に即しているとは言い難く、また複雑化している。法律上、介護と医療の定義が曖昧であることも問題である。
  • 多様化するサービスのひとつに、高齢者の居住する家の問題が有る。価格、サービスの質などの面から様々な選択肢があり、その一本化のため、「高齢者居住法 (「高齢者の居住の安定確保に関する法律」)」ができた。


参考 要介護認定はどのように行われるか|厚生労働省


上野先生、勝手に死なれちゃ困ります 僕らの介護不安に答えてください (光文社新書)

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介護―現場からの検証 (岩波新書)

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超高齢社会の基礎知識 (講談社現代新書)

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