海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

今年の「新潮文庫の100冊」限定カバーがものすごくいい

こころ (新潮文庫) 新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

あなたの一行に出会おう。新潮文庫の100冊


いやーーーーーーーー、いいなー、本当にいい。あまりにいいんで、一冊買ってしまったんだけど、全部欲しい。今年のディレクターさんは天才ですね、セレクトされてるタイトルは例年通り王道だけど、それらとみずみずしい写真との組み合わせが、滅茶苦茶すばらしい。『こころ』と『銀河鉄道の夜』なんかたまんないよもう。センスがほとばしってる。なんちゅうか、広告やさんが本気だすと、ここまでできるのかという、底力をみせつけられたような気分です。


出版社の夏商戦で出される限定カバーデザイン、好きで、毎年なんかやんや言って必ず買ってしまう。ぶんか社のAKBとか角川の太宰×うめかよとか、最近だと生田斗真さまとかもよかった。ヘタするとカバー違いの本が2冊以上棚に存在してることになってしまうのだけど。(こころとか既に2冊買ってる)文学といえど所詮は商品、消費財として多くの人に届けばよいのです。読もうと思えば青空文庫見りゃ読める。付加価値を楽しみなさいよ、そういう出版社のやや正直で苦し紛れな開き直りを感じる点も含めて、いい。夏のはじまりを告げる祭りのような存在に、わたしのなかではなっている。


近年、集英社や角川がポップ路線だからか、新潮は逆にシックで清涼感あふれる方向にシフトしているような気がする。(逆に、今年の角川はかなり手抜きしてていただけない)惜しむらくは、鴎外・漱石・太宰・川端・三島あたりのどメジャーをもう少し外してほしい。たとえば、室生犀星をギラギラの金文字でとか、永井荷風をショッキングピンクの表紙とか、そういうのがあったら、ウケると思うんだけどな。(主にわたしに)


クレジットを見て調べた感じだと、アキューブという広告写真会社が請け負ってるみたいです。いい仕事をしてくださってありがとうございます。
acube