海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

それから

それから


kindle+青空文庫で。前半、主人公の華やかなニート高等遊民っぷりに食傷しかけたが、後半から加速して、最後のほうは、おお〜ぉ、という感じだった。門が楽しみ。

色々な意味に於てそれからである。「三四郎」には大学生の事を描かいたが、此この小説にはそれから先の事を書いたからそれからである。「三四郎」の主人公はあの通り単純であるが、此主人公はそれから後あとの男であるから此点に於ても、それからである。此主人公は最後に、妙な運命に陥おちいる。それからさき何どうなるかは書いてない。此意味に於ても亦またそれからである。

夏目漱石 『それから』予告