読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

海の響きを懐かしむ

さみしくはない

料理についてのメモ

1月末からまじめに料理を習い始めて3週間ほど経った。家族や知り合いに習ったり、ネットで調べて自学したりしてる。バレンタインがあったので、ちょっと高度なお菓子もいくつか作った。まだそんなに数を作ったわけじゃないけど、料理をするためのモチベーションとその工程について考えがまとまってきたのでメモっとく。あくまで、今までほとんど料理をしたことない人間の書きものであることをご承知おきください。


- まず料理本を買う

わたしは食への欲求が基本的に薄くて、毎日おなじものを食べ続けても何も感じないことが多い。積極的に「おいしいものがたべたい!!!」ということが、ごくたまにしかない。もしくはおいしいものを食べた時にハッと我に返って「おいしいものを食べなきゃダメだ!」と思う程度で、食べ物に対して鈍感だ。

なので料理をするにあたって、「自分が食べたいものを作ればいい」と言われても、2,3品も浮かばない。そこで、まずは料理本を買って、それをパラパラと定期的に見て、「おお、世の中にはこういう料理があるのか」と再認識するところから始めた。食べることに対して意識的になるところからのスタートだった。

クックパッドはほとんど使っていない。個人的にはあのサービスは、ある程度料理の基本がわかっている上級者向けだと思う。特に有料会員でもない場合、ある品名で検索して出てきたレシピは工程もバラバラなので、そこでいくつものレシピに共通する機能を抽出して頭のなかでスーパークラスを作る必要があるように思えた。慣れればそのやり方は有効だと思うけど、全くその料理を作ったことがない場合は、素直に本に従ったほうが、自分は楽だと思った。

本がいいのは、写真がきれいに載っている所。プロが撮ったおいしそうな写真を見るという視覚的なところから入ろうと思った。


- できあがりをイメージする

食べたいものができて、まずレシピを読み始める前に、それを自分が食べた時、もしくは人に食べさせたときにどういう反応が返ってくるかをある程度想像する。ついでに、これと一緒に飲むなら赤ワインだなとか、お菓子ならちょっと濃い目の紅茶かなとか、飲み物や付け合わせのことも考える。これがあると、作りはじめて「なんのためにやってるんだろう」みたいに思うことが少なくなる。


- レシピを読む

あたりまえだけど、レシピは、だいたい以下のパーツに分かれている。

  1. 料理名
  2. 料理の簡単な説明(あれば写真も)
  3. 材料
  4. 作り方

ぱっと見て、文字数が多い料理は、最初は避けることにした。レシピは調理中に見るものなので、当然何か手を動かしている最中に何度も繰り返し見ることになる。そういうとき、わたしの場合は一度に認識できる情報量が限られていて、キャパシティを超えた文字については一瞬では処理できない。料理は瞬間で作業しないといけないので、あまりにも説明が長かったり、厳密な工程のレシピは、はじめは避けた。

つくりたいものが決まったら、レシピ本からそのページをコピーする。文字が小さい場合は拡大する。この状態ではじめてレシピをまじまじと読み始める。

めちゃくちゃ大雑把に言って、世のレシピというレシピは、すべからく3つの工程に分けられると思った。

  • 準備
  • 調整
  • 仕上げ


1)準備は、材料を計ったり切ったりするところで、特にお菓子の場合、ほとんどの時間がここに割かれる場合が多いことがわかった。
2)調整は、準備した材料同士を混ぜたり、ちょっとした味付けをするところで、所要時間が短いステップである場合が多いけど、とても重要であることがわかった。
3)仕上げは、焼いたり、煮たり、盛り付けをしたりする部分で、一番楽しいところ。真打、大円団の部分とも言える。ここに向けて全ての工程は組み上げていく必要があって、それ故にここでミスするとそれまでの努力が無駄になってしまう。


レシピを読みながら、今読んでいる箇所がどの段階に位置しているのか考えて、コピーに書き込んでいく。
料理によっては、1)準備の段階でまた別の1,2,3のルーチンが発生することもある(例えば、唐揚げの場合事前に鶏肉に醤油や味噌をつけておくなど)
それから、まれに「材料」に書かれていない調味料などが平然と3)仕上げになって登場する場合もある。だいたい塩とか醤油で、食卓にあるだろうと筆者が想像してこのようになっていると思うのだけれども、これも立派な材料なので、手で「材料」の欄に書き加える。


- 未知のメソッドと、失敗要因の調査にはネットを使う

レシピを読んでいると、日常で出会わない表現を見ることがままある。「つややかに混ぜる」「くったりとなるまで煮る」とか。こういう知らないメソッドに出会ったら、ググって確かめる。動画があると尚良い。

クックパッドやWebのレシピは使わないと書いたけど、作り終わって失敗したとき、その原因究明のためにはググりまくる。ケーキを最初に作った時、レシピどおりに作ったのに全然膨らまなくて、ガチ凹みしたのだけど、あとからググって、バターと砂糖をかき混ぜ始める前に、バターをある程度溶かしてねとねとにする(=エアレーション)という作業が必要なことがわかった。あと卵は、そのまま割り入れるのはNGで、きちんと別皿で溶かしてから、分離しないように少しずつ少しずつ入れていかないといけない。こういうTipsはネットの海にたくさん転がっている。



- トライ&エラーが前提

上記のように、はじめのうちは同じ料理を何度かやってみないと感じがつかめないことがわかった。なので作り終わったあとには写真を取り、味の感触をメモする。一緒に食べてくれる人がいれば、感想を聞いておくとよい。失敗することが前提、としてしまうとやる気なくすけど、2度め、3度めとなると以前より俄然見た目も味も良くなっていくことに気付くので、成功体験になる。

プログラミングよりも電子工作のほうがわたしは好きで、それはなぜかというと作ったモノが実体としてそこにあるということが非常に強いからだと思う。料理も同じで、きれいでおいしいものが目の前にあり、それは自分が生産したものだ、ということが充足感に繋がるように思える。反対に、失敗した時にガチ凹みぶりもすごいけど。


料理本は、いまのところ以下の3冊と、暮しの手帖のバックナンバーを引っ張り出してきて使っている。前述のとおり、どれも写真がよいので、見ているだけでおなかがすいてきて、やる気になる。

それから、料理をただ作る部分が「開発」だとすれば、
食品の賞味期限や栄養バランス、冷蔵庫のキャパシティなんかを考えるのは「運用」の部分だと思った。むしろこっちのほうが難しいんじゃないかと思うのだけど、こちらについてはまだまだできていないこと・わかっていないことが多い。


巴里の空の下オムレツのにおいは流れる レシピ版

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる レシピ版

料理=高山なおみ

料理=高山なおみ

パリのチョコレート レシピ帖

パリのチョコレート レシピ帖