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海の響きを懐かしむ

さみしくはない

夏目漱石 『それから』予告

漱石の文章の中でも1、2を争うくらいに好き。覚醒してて、物語が感じられて、切れ味がある。

これと同じくらい好きなのが「それから」のラストシーンと、「趣味の遺伝」中盤、あと「一夜」。



色々な意味に於てそれからである。「三四郎」には大学生の事をかいたが、この小説にはそれから先の事を書いたからそれからである。「三四郎」の主人公はあの通り単純であるが、此主人公はそれからあとの男であるから此点に於ても、それからである。此主人公は最後に、妙な運命におちいる。それからさきうなるかは書いてない。此意味に於てもまたそれからである。