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海の響きを懐かしむ

さみしくはない

天頂より少し下って

天頂より少し下って Teen Age (双葉文庫)


なんとなく買った川上弘美の短篇集。最初の『一実ちゃんのこと』なんか読んだ覚えがあるな〜と思っていたら、中盤を過ぎた当たりで「ア〜」と実際に声に出して、思い出した。中学3年か高校1年の頃だったと思うけど、『teenage』というアンソロジー小説本を読んでて、それの最初に入っていたんだった。あの頃、と言えるほど記憶がない、乳白色な日々を過ごしてたような気がするなあ。青春することがないから、青春小説を読んでいた。

老いた母を見て泣くなんて、不吉なので、こらえた。かわりにわたしは、車のスピードを少しあげた。
(『夜のドライブ』)


tofubeatsのfirst albumが届いた、全部いいけど、やっぱりDon't stop the musicがいちばん好き。「逃げちゃいたいことたくさんあるけど少しやってみよう」。彼の歌は音に注目が行きがちだけど、意外と歌詞が重要なんじゃないかと思う、スーパーカーがそうだったように。

日常ってとても強固なのに、ふとたちどまったとき、時間が背後から追い抜いていく速度にいつも戸惑う。