海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

緩急のない日記 新宿編

最近、週末に新宿に行くことが多い。
今日も目抜き通りを歩きながら、透明人間になった気持ちでぼーっとしたり、とろとろと歩いたりしていた。


休みになると、街やひとびとを見ているだけで楽しい。おかしいんだけど、新鮮な気持ちで人や街を眺められる。ファッションや言語、顔つき、すべてが平日に見ていたものと違って見える。女性たちは揃ってきれいで、かわいい。みんな、生活の周期というか、バイオリズムに規則正しいんだなあ、というささやかな感動がある。

自分が歩く時の速度もぜんぜん違う。
ゆっくり歩いたり、立ち止まったりできる。動線がめちゃくちゃな都会の中をセコセコ縫うように歩かなくていいというだけで、幸せだと思うようになった。


そもそも、平日に、まともに世界を見ていないような気がする。

もちろん働く上で毎日多くの人に会うのだけれど、彼らの顔を、ほとんど覚えていない。まるで脳の上部に見えないメニューバーがあって、やらなければならないことが、いつも右上にチカチカしているようで、意識は常にそっちのほうを向いている。目の前の人や物はなんとなく「見えている」にとどまっている。仕事で外出するときも、メールとかNAVITIMEとかGoogle Mapの確認でiPhoneばかり見ている。

というか、普段自分の顔すらもちゃんと見ていないような気がしてきた。週末、じっくり自分の顔をみながら化粧をすると、この皮膚は確実に時を刻んでいるんだなあ、と驚く。


新しい音楽とことば (SPACE SHOWER BOOKs)

新しい音楽とことば (SPACE SHOWER BOOKs)

新宿では、バイクな人たちが、ぱらりらぱらりらと騒がしかった。

紀伊国屋書店で「新しい音楽とことば」を購入。装丁が鮮やか。久しぶりにハードカバー本を買ってウキウキ感がある。表紙の写真、よく見るまで色鉛筆が並んだものと気付かなかった。本の背表紙が重なったものに見えていた。

熱いコーヒーを飲みながら、買った本を今すぐ読みたい気分だったので、伊勢丹会館のBUNに。前野健太tofubeats大森靖子・の子のセクションを読む。tofubeatsが、すべての書類をEvernoteで書いているというのを読んで、真似してみようかなあという気になる。この日記もEvernoteで下書きしてみた。
やくしまるえつこの章は、メールインタビューということもあって、書いてあることが意味不明すぎた。


帰りに、伊勢丹会館から、伊勢丹本館のデパ地下に出て、そのままシームレスに地下鉄の通路に行って、メトロに乗って帰った。この一連の流れ、すらすらと地下通路を歩いているだけで、すごく幸福感があった。なんでだろう、本当にただ、デパートの地下通路を歩いているだけなのに、やたら静謐な気分になった。

前述の様にゆっくりとした足取りで、都市の地下のすみっこにいる浮遊感が心地よかったのかもしれない。RPGをプレイしている感じ。箱庭感?不思議な体験だった。こういうの、本当に取るに足らないことだけど、でも見過ごしてはいけない心の動きな気がしていて、そういうことを記録していくのがブログだから、がんばって書いておく。


LIVE with SOAPLANDERS 2013-2014 (デラックスエディション)(CD+DVD)

LIVE with SOAPLANDERS 2013-2014 (デラックスエディション)(CD+DVD)


最近は前野健太のライブ盤を聴いている。すごくよいアルバム。ジャケットは、ローリング・ストーンズの「ホット・ロックス」のオマージュかな?


帰宅して、会社でもらったFortnum & Masonのいちご味をティーバッグで淹れたのを飲みながら、続きを読んだ。