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海の響きを懐かしむ

さみしくはない

テクテクした一日(エンタメ週間その1)


Maker Faire Tokyo 2014 | Maker Faire Tokyo 2014 | Make: Japan


連休最終日、Maker Faireに行った。


私が最後にMakeのイベントに参加したのは2008〜2009年頃で、当時と比べるといろいろと変化があってたいへん面白かった。ずばり、Makerコミュニティはずいぶん成熟したんだなあ….と。その頃、自分も今よりもっともっと知識が乏しかったのでバイアスはあるにせよ、日本のMakerコミュニティの発展とともに、技術の質が上がっているのだなあ、という純粋な感動があった。あと子どもが多くて、親子連れがフリマ感覚で来ている様子もちょっと感動的だった。


全部を詳しく見たわけではないけれど、ざっと見た感じ、①楽器系(自動演奏等)と②非電子工作モノ(3Dプリンタなど)をよく見かけた。こういう自動演奏やおもしろ楽器、モーターやスピーカーを中心に、どのツールを選んでどんな動きを実現するかが、どれも工夫されていてユニークな印象を受けた。


以前だと、センサを仕込んで温度や気温を何らかの方法で表してみました、みたいなのが多くて、今思えば牧歌的な感じだったと記憶している。Twitterボットとか、Googleマップとか、アウトプットは画面の中にあった。

ものづくりの民主化、が進むに連れて、みんなの興味対象がセンサからアクチュエータに移ってきているのかもしれない。


個人的にもっともグッと来たのはしぶさわ(@shibusawarocket)さんという方の『ドール用地震シミュレータ』だった。ブログも、一番最新エントリが「ドールでスカートをめくる実験装置」とあって最高。


しぶさわロケットのブログ


その後、日本科学未来館に移動して id:teens さんと攻殻機動隊のイベントに行った。


SPACE SHOWER TV 開局25周年 × 攻殻機動隊25周年 × 日本科学未来館 GHOST IN THE SHELL ARISE “border:less experience” sounds curated by CORNELIUS


もともと概要を知らず誘われて行ったのだけど、めちゃくちゃ良かった。純粋に音楽がどれも良かった。攻殻機動隊やCorneliousという要素を削げ落としても、残るものがたしかににあって、どのアクトも大満足だった。YMOとその界隈の人々の音源をよく聞いていた割には、YMOメンバのライブを見たのはこれが初めて(矢野顕子は何度も見ているが…)「中国女」と「Cue」が聞けたのが嬉しくて、それらの曲で存分に踊れて楽しかった。


ライブハウス未来館。teensさんとは、場所がすごくよかったね、間違ってもZeppとかじゃなくてよかったねって話をした。いつも特設展を開いている一階のスペース、全て取っ払うと、コンクリ打ちっぱなしの空間がだだーっと広がっていてクール。他のお客さんも平熱な感じで、静かに音を楽しんでいるように見えた。


村井さん(村井純)のトークセッションもあった。限られた時間の中でインターネットと、AIと、人間、みたいな深いテーマを(ややとっちらかりながら)話していた。最後のほう、村井さんが頭上で昼と夜の地球の変化を繰り返すジオ・コスモスを見ながら、「昼間は自然がみえているけど、夜になるとテクノロジーがあらわれる」みたいなことを言っていたのが、はっとした。元は毛利衛さんが言っていたそうだ。夜道で見る街灯の光にほっとするように、何も見えない暗闇こそ、技術は人にそっと寄り添うことができるのかな。みたいなことを考えた。


あとなんだかんだ、「攻殻機動隊」の強度を再認識した。いろんなクリエイターが入れ代わり立ち代わりして、「草薙素子」をどう料理しようか考えているのが、おもしろい。「型」だけがあって中身はメタモルフォーゼし続けているの、歌舞伎とかテニミュにちょっと近いなって思った。「プラットフォーム」なんだな〜という。