海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

「情報がない」という情報

私たちが生きていく過程で必要なのは、すでに分かりやすい形に加工されている情報を摂取し、頭を太らすことでなく、情報という形になっていない情報を、どのくらい自分の力で噛み砕いていくかということなのである。それはうまく世の中を渡るといったノウハウを知ることとは一線を画し、いかに自分が生き物として、生き生きした時間を開拓するかということにつながっているのである。
 
佐藤雅彦「考えの整とん」暮しの手帖50号