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海の響きを懐かしむ

さみしくはない

3月に読んだ本

読書

まんがばっかり。
ひとにおすすめされたものや、貸していただいたまんがをよく読んだ。
小説だと、感想を書いた『アムリタ』、
あとひさびさの仏文学で『シェリ』が良かった。


『シェリ』は、『日々の泡』に通じるようなファンタジックさで年齢の離れた男女の愛が語られる。
冒頭10ページくらいが、とにかく凄まじくまぶしくて
むかしの少女マンガみたいな、光に溢れた映像が頭に浮かぶ。

モチーフとしてしばしば鏡が出てくる。鏡に写った自分はほかならぬ自分自身であるという、残酷さ。
前半のまぶしさと、粘り気を伴った後半の愛の終局は、まさに鏡に映したよう。
その光の乱反射っぷりに息をつまらせずにはおれない。

基本的にはシリアスなんだけど、男と女がなんかかんやすれ違う様子はラブコメのようでもある。
(そういう意味でも昔の少女マンガっぽい、『はいからさんが通る』みたいに)
だけど、ラブコメというのは、当人たちは道化を演じようとしておかしくしているわけではなくて、
むしろ自分の精神をまじめに肯定していることが、外からみると笑いに転じてしまう。
そういう恋愛の愚鈍さに、胸がつまる思いがした。


ジェイン・エアを読み終えたので、まんをじしてこれから
『サルガッソーの広い海』を読む。


miyayukiの本棚 - 2016年03月 (23作品)
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