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海の響きを懐かしむ

さみしくはない

羊より海

自分は寝つきが悪くて、その手のお薬を飲んだりしても
布団に入ってから寝付けないことが多い。
家人はコロンと眠ってしまうので、うらやましいと思う。


目を閉じて、眠ろう眠ろうとするほどダメなので、
最近は海を思い出すようにしてる。
波に触れた時の感覚とか、
光が反射する感じとか、
潮のにおい、波の音
五感全部使って、なるべく鮮明に海を想像する。


いろんな海を知っている。
東京湾、湘南、伊豆、広島、ベルギー、新潟、イスタンブール、タイ、アルゼンチン、上海
全部ちがっていて、同じ海。
海のことを考えていると安心する。


この間読んだ岡本かの子の散華抄に、
自然には誤解がない、みたいに書いてあった。
またもののけ姫のメイキング映像に、
冒頭アシタカが村を追われ旅立つシーンで
美術スタッフが自然の表現について話しているインタビューがあった。


海は、自然は、どんな人の前にも平等で、
時に厳しく、時に美しい。
嘘も倫理も誤解もない。
海を相手にしているとき、人間として素直になれる。


海を想像して眠る、
これは結構良さそうなので、しばらく続けてみようと思う。