海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』

songofthesea.jp


都内屈指のシャレオツ映画館こと恵比寿ガーデンシネマ
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』観てきた。
アイルランドのアニメーションで、アカデミー賞にもノミネートされたらしい。

まずは、予告編をご覧ください。


www.youtube.com


とにかく、美術が美しい。動く絵本みたいな世界観で、画面の隅々まで書き込みがされている。ステンドグラスみたいにキラキラ。
キャラクターもかわいらしい。子どもや生き物は丸っこく、大人や人工物は直線でふちどられてる。
お話自体はいたってシンプル・王道のメルヘンだけど、画面が美しいので、大人でもずっと観ていることができる。


小さい男の子と女の子(恋人と言えないくらい幼かったり、きょうだいだったり、パターンはいろいろ)が、
悪いやつに追われたり捕まったりして、冒険をし、ハッピーエンドを導く。
何千回も形を変えて繰り返されてきたヨーロッパの物語の形が、ここでも見て取れる。
おそらくベースになっているのは、旧ソビエト版のアンデルセン雪の女王』で、そこにケルト神話の要素がミックスされているのだろう。


(1959年の『雪の女王』はここで全部観られる。宮﨑駿も影響を受けたという、時代を殆ど感じさせない名作です)
The Snow Queen (Animation) : All-Union Animated Cartoon Film Studios : Free Download & Streaming : Internet Archive


個人的には、作品の根本となるところで、ジブリの『レッド・タートル』と共通している要素が感じられて、
同時代性という意味で興味深かった。(あちらは確かオランダの監督だけど)
ちなみに、両作品とも谷川俊太郎さんがコメントを寄せている。


今回観たのは字幕版だったのだけど、日本語吹き替え版は本上まなみリリー・フランキーエゴ・ラッピンの中納さんと豪華なのでそちらも観てみたかった。


残暑の一服の清涼剤として是非どうぞ。東京では恵比寿でやってます。