海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状

 

ウィーンの美術館のスタッフが、ある展覧会を開催するまでの裏側を見せてくれるドキュメンタリ映画。いわゆるお仕事モノだけど、業務を進める人たちと必要以上に距離を縮めない、カメラの平熱な視線が心地よい。それどころか、ナレーションも音楽もなく、そもそもその美術館がどんな場所なのかの説明も一切ない。ただ淡々と、絵画修復士の手つきや、Windows XPで絵画の壁の配置をシミュレーションする様や、予算取りの会議の様子が写される。

 

ちらちら、なんかヤラセっぽいなと感じる演出もなくはなかったけれど、絢爛な美術館と作品、そして関わる人の仕事ぶりがあまりにも朴訥と流れてくるのに余裕を感じて、大変におもしろく見た。優雅な気持ちになる。いつまでもダラダラ見ていたかった。