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海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

長い映画を観るということ

一週間かけて、『ゴッドファーザー』3部作を観終わった。


一般的に言われているように、2や3も決して悪くはないと思うけど、やっぱり第1作が神懸っているように思う。ネットを見ると『カラマーゾフの兄弟』が下敷きになっているようだけれど*1、自分は新約聖書の放蕩息子の話を思い出した。


マーロン・ブランドのドン・コルレオーネが父=神で、アル・パチーノ演じるマイケルが罪人。兄から弟への嫉妬という要素もある。



それで、本筋とは関係ないけれど、PartⅡで"INTERMISSION"のテロップが流れた時、こういうのって久しぶりだなあと、うれしくなった。たぶん、定期的に観てる「風と共に去りぬ」以来かな?(邦画だと、ついこの間「愛のむきだし」を観たけど、あれはちょっと規格外だから別か。)


今、休日に映画館をはしごして2本3本観たりしてるけど、我ながらせわしないな、と思う。昔、3時間も4時間もあるような重厚な映画を観ていた人たちは、どういう気持ちで映画館に行っていたのかな、とふと考えてしまう。


現代だと、歌舞伎やオペラみたいに、週末のちょっとしたビッグイベントみたいな感じだったんじゃないかな。インターミッションの間にロビーで一杯ひっかけて、ラストの展開について語り合ったりとか。


そういえば、江國香織版の『冷静と情熱のあいだ』の冒頭で、ミラノの二組のカップルが映画を鑑賞したあと、パスタとワインを食しながらアレコレ感想を話し合う、という場面があったのを思い出す。余裕があっていい。


映画って、もともとはきっと、そういう存在だったんじゃないだろうか。


平日に仕事が終わって眠る前、布団の中でiPadを手にAmazonプライムビデオを観ながら、そんなことを考えた。
(でも、よく考えたら、今でも大半の人にとっては「ビッグイベント」で、私がおかしいだけかもしれない・・・)



画像は関係なくて、『シン・ゴジラ』の泉ちゃんのセリフ「出世は男の本懐だ」のあとの一言です。「燃え」じゃなくて「萌え」だったんですよ。そんな泉ちゃんに萌えだね!!!



冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)

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