海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

今年買ったCDを総括する

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今年買ったCDを数えたら、新譜で8枚、旧譜を合わせると20枚も買っていた。多い!!!
もはやCDを取り込むパソコンすら持っていないのに。


春頃は大河ドラマ平清盛」にハマってサントラをずっと聴いていて、春から夏にかけては、Beirutの新譜「No, No, No」や2015年に出たBOYの「We were here」をスピーカーで流していた。特にBeirutの新譜は初夏が本当によく合って、ぱあっとした香気が漂っており、聴きながらビールを飲むととてもいい気分になれた。それと友人が貸してくれたマイア・ヒラサワさんのCDもご機嫌な時によくかけていた。ブンブンサテライツの新譜は、思い入れが強すぎて、まだきちんと聴けていない。


真夏になると映画「Sing Street」や「シン・ゴジラ」にハマって、ジムでの運動中に「EM20」や「Drive It Like You Stole It」を ヘビーローテーションしていた。映画劇伴らしく、生理的に気持ちいいポイントを突いてくれるので、イヤフォンで聞くのが気持ちよかった。


また今年は、昨年「A Soft Shell Groove」を耳にして以来ずっとハマっているピアニスト、Alice Sara OttoとFrancesco Tristanoの二人をずっと追いかけていた。新譜を手に入れるだけでなく、コンサートにも足を運んだ。Tristanoさんはクラシックとテクノの両方を行き来するアーティストで、その振れ幅には驚くばかり。今日届いたばかりの新譜では、デリック・メイと共同制作しており、ガチのテクノをしていてカッコいい。またAliceさんの新譜では、グリーグのめくるめく色世界が表現されていた。最近はピアノの音が改めて良いなと思っていて、木を削って繋いだものが、こんなに繊細でシンプルな音を発するというのは本当に不思議に感じる。


シンプルと言えば、最近、VICE*1やFNMNL*2のインタビュー
でも話題になっている韓国のシンガーソングライター イ・ランさんのニューアルバム「神様ごっこ」が素晴らしかった。偶然に今年の頭からハングルに興味を持ち、読み方や発音を少しだけ勉強していた最中だったのもあり、韓国語の発音の美しさに俄然興味を覚えた。今日ちょうど渋谷でライブがあったそうだが、行けなくてとても残念。Rosas Dance Rosasを意識しているであろうMVも何度も観たくなる。


また、久しぶりにリリースされたSuzanne Vegaの新譜が、予想以上によかった。アメリカの作家Carson McCullersにインスパイアされたという本作は、孤独な人間のブルースでありながらも、余計なセンチメンタルを振り切っていく優雅さがあり、とてもみずみずしい作品。Carson McCullersといえば、春に村上春樹訳で「結婚式のメンバー」が出たばかり。10代の孤独、危うさ、はっとするほどのきらめき、そういう類いのものを、キャリアを積み重ねた人が楽しそうに表現しているのは元気が出る。


最後に何と言っても、宇多田ヒカルの「Fantôme」を避けて通ることはできない。私がこのブログを始めた頃、彼女はまだ活動休止をする前で、休止前ライブのUstreamを自宅で涙しながら観たことは今でもありありと思い出すことができる。元気で生きていてくれれば、それだけでよかったのに、何倍も強く美しくなって彼女は帰ってきた。そしてその歌は、やはりどこまでも宇多田ヒカルでありながら、儚さや力強さ、妖しさといった要素が増幅されていることに驚く。今日も明日もちゃんと生きようと思えるアルバムだった。


No No No

No No No

We Were Here

We Were Here

Ost: Sing Street

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シン・ゴジラ音楽集

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ワンダーランド

ワンダーランド

ロング・ウォーク

ロング・ウォーク

【早期購入特典あり】Surface Tension(『Francesco Tristano』オリジナル・ポストカード付)

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神様ごっこ

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Lover Beloved: Songs From an Evening With Carson

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Fantôme

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