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海の響きを懐かしむ

さみしくはない

うざいWeb広告

ニュース系のウェブメディアで、トップページにアクセスしたり、記事の「続きを読む」を押した後とかに、デデーンとでっかい広告が出る。右上にスキップボタンがあるやつ。


ああいう広告は、メディアごとに名称がバラバラ で「ウェルカムスクリーン」とか「ウェルカムバナー」とか呼ばれている*1。統一された名前はないっぽいので、とりあえずここでは便宜的に「ウェルカム広告」と呼んで話をすすめる。

  • 「ウェルカム広告」は、うざい
    • あれが好きって人はまずいないと思う。
  • なぜか。
    • 読者(ユーザー)は、「記事を読みたい」という目的を邪魔されて、その広告を目にすることを強制されるから。


紙の広告だったら、どうだろう。

  • 雑誌
    • 2ページ見開きでバーンと広告が載っていても、極端にウザさを感じるってことはないと思う。(これは業界用語では表2見開きとか言う)
  • 新聞
    • たまたま開いたページが全面マンションの広告だったとしても、あんまり気にならない。(これは15段広告と呼ぶ)

どちらも、そこまでイライラしない。だってそういうものじゃん、という認識になる。

  • なぜか。
    • たとえ広告を目にしても、すぐにページを捲ったり、違う場所に視線を移せば良いから。
    • どの記事をどのタイミングで読むか、ユーザーがコントロールできる。
    • つまりウェブメディアの場合、視線を移動する範囲が少なくて、かつある程度の時間(5秒とか)拘束されるから、ウザさが増している??


翻って、メディアと広告主側に立って考えてみる。

  • なぜウェルカム広告のようなものを出し続けるのか。
    • スキップされるとわかっていて、しかもほとんどの人にうざいと思われる広告を出して、意味があるのか?
  • なにが問題なのか
    • 「記事を読みたい」という読者の目的と、「広告を見せたい」というメディア/広告主の目的が噛み合っていないこと。
    • 需要と供給が一致してない
  • 普通に考えれば、読者が読みたい記事に合わせた広告が出てくるのが理想的。
  • でも検索結果と違って、記事の場合はちょっと問題がある。特に報道記事の場合
    • 悪い記事だったら(決算が赤字だったとか、不祥事だとか、事件性のある記事)
      • その企業にとってマイナスの情報が入っていたらよくない
    • 良い記事だったら
      • お金を払って提灯記事を書かせていると思われてしまうかもしれないので、よくない
  • 他にもある
    • TVだって、視聴者は番組を見たいのに、強制的にCMを挟み込まれる。
    • 映画の予告編なんか、予告編を見ないと映画自体を見られないという最悪のUIになってる。(おまけに映画泥棒扱いまでされる)


答えが出てないけど、要はうざい広告をなくして、
みんなハッピーになるにはどうしたらいいのか。
読者は良い記事が読めたらうれしいし、
広告主の企業は読者に自社について知ってもらえたらうれしいし、
メディアももらったお金でさらに良い記事を書くことができたら、うれしい。


「ウェルカム広告」は最初どこがどういう経緯で始めて、どう広まっていったのか
ちょっとぐぐってみたけどよくわからない。


Welcime Ad で検索かけるとIDGやNew York Timesの広告商品ページは出てきて
スキップボタンが出るようなのはIntersitial Adとか呼ばれてるっぽい。
きっと2000年代くらいに始まって海外から輸入されたものだと思うんだけど、
私の貧弱な英語力ではやっぱりわからない。


普通に考えて、読みたい記事を読むために
死ぬまでページをスキップし続けるのかと思うと憂鬱になる。
どうにかしてほしい。

*1:大抵のウェブメディアは「媒体資料」というファイルをインターネット上に公開していて、そこに値段とか書いてある。