海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

「おれはキャバクラじゃねえ」案件

ものを売っていると面白いもので、何かと上から目線なおじさんというのがたまにやってくる。
そういうとき、「おれはキャバクラじゃねえんだ、よそで金払ってやれや」と言いたいのはやまやまなのだが
色々と大人な対応をしようとした挙げ句、即席キャバ嬢のような対応をしがちである。
よくない。やめてえよ。
世の男の人達がみんなそんなわけじゃないのに。


と言っていた矢先、友人に『説教したがる男たち』という本を貸してもらった。すごくいい本だった。
グッズがほしいなとおもったけどなかったので、suzuriでTシャツを作った。


suzuri.jp

説教したがる男たち

説教したがる男たち

翻訳

外国の作家の紹介をするならば、その作家の作品が実際にあったほうがいい。

しかるに、既存の訳を使うわけにはいかないので、結局自分で訳すしかない。

そういうモチベーションでとある作品を訳したが、もう二度とやりたくない。

具体的には今重版の修正作業をしていて翻訳も直しているのだけど、もう終わりが見えないし辛い。


翻訳家とかぜったいむり。まじで。

相撲に興味がなくなった

一時期相撲すごくハマっていたんだけど、日本人ならではの判官贔屓な感じに嫌気が指してきて、興味がなくなってしまった。
本場所ではなく、エンタメとしての巡業は面白いと思っているんだけど、力士の側もルーティンでなあなあにやってる感もあったんだよなあ。
数年に一度見に行くくらいが、おもしろいのかもしれない。

疲れてる

信じられないくらいわけわかんないことが色々起きているんだが、とにかく疲れている。
明日は久しぶりになにもない日なので死ぬほど寝たい。
正直色んなことがうまくいきすぎて気持ち悪い。このまま自分はどこへ行くんだろうという不安がある。
まあ、何も動きがないよりよっぽどいいかな…

あの酒はどこへいった

最近、30歳になった。酒を飲み始めてから10年経ったということだ。

死ぬほど酒を飲んできた。実際に何度か死にかけた。もう死にたくない。

あの酒と引き換えにわたしはなにを手に入れたのだろう?

ぬるぬるとした10年の中に溶けていったあの酒は、どこへいったのだろう。

校了した

校了しました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やっと終わった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でも楽しかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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大詰め

明後日校了なのだが、内容的にはほぼできており、細かい修正を繰り返している。
先日、印刷費を振り込んできて、いよいよ後に引けなくなり若干胃がキリキリしている。

全然売れなかったらどうしよう。

ゲラを見せた人たちからの反応はいい。
内容にも自信がある。むしろ自信しかない。
少しずつ興味を持ってくれる人とのつながりもできている。

しかし売れるのだろうか。まったくの博打である。怖い。

校了したら、マインドを全部営業に振り切って、やれることは全部やっていきたい。
利益なんて出ないので、とにかく売れてほしい。
この熱量の本を一人でも多くの人に手にとってもらいたい。

最近買った本

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最近は同人誌やZINEなどを読んでいて、商業本は読んでいません。
「名作」と言われるものを読むより、現在進行系で社会の人がどう考え、何を感じてるか知りたいという欲が強い。


光と私語

「いぬのせなか座」という文学集団がつくっている歌集。
いぬのせなか座さんは去年存在を知ったのだけど、実際手にとったことはなくて、どういうものをつくっている人たちなんだろうと気になっていた。年末に笠井康平さんというグループの方の本『私的なものへの配慮 NO.3』を買って、そのスタイルに衝撃を受けた。文章と装丁(エディトリアル?)が渾然一体となっていて、こちらのページをめくる行為すら意図してデザインされているような、本というよりインタラクティブアートのような、そういう読書体験の本で、今回の歌集『光と私語』も同じように感じた。そして美しい本。プラスティックのカバーがきらきら光を反射するように言葉も光を放っている。

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カラマーゾフの犬

海外文学同人というマイナーなジャンルで、他にどういう人達がいるのだろうと調べたところ、ドストエフスキー同人は盛り上がっていることを知る。この本は『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』といった作品の二次創作まんがや小説でできていて、作家への愛が強いとここまでできるのか、という熱量に圧倒されてしまう。巻頭言の「没後一世紀経っていると沼に嵌っても新刊が出ない」「他人のカラマーゾフ二期に頼るな」といったワードもパンチが効いていて最高だと思う。ドストエフスキーへの情熱にあふれている。

ただ、同じことを例えばヴァージニア・ウルフでできるかというと、わからない。思うにドストエフスキーの小説は、キャラが立っているから、二次創作しやすというのはありそう。それに作品もたくさんあるので間口が広そう。ウルフは、できなくもないが、話の筋などあってないような作家なので(人間の思考の描写の素晴らしさの人だから)、キャラで二次創作するのは限られそう。やれても面白いのは『オーランドー』『ダロウェイ夫人』あたりではないか。

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わたしたちの午前三時

昨年刊行された『ヒロインズ』という翻訳本があり、これはその感想が集められたZINE。『ヒロインズ』は、平たく言うと20世紀のモダニズム女性作家を取り上げ、彼女たちが社会や夫の抑圧にいかに遭ってきたかということを切々と語った本。文学の告発といったスタンス。この本では女性が書くことについて強烈なエンパワーメントをしてくれるのだが、このZINEもそういった力でできている。

『ヒロインズ』のなかでは、ゼルダフィッツジェラルドや、ヴィヴィアン・エリオットといった「作家の妻」たちに光が当てられる。彼女たちが自分の欲求やかなえたい夢とは裏腹に、その言葉や生き方が、いかに男たちに搾取されてきたかがかなりのページを割いて語られている。本には書かれていないが、例えば日本だと太宰治太田治子という愛人の日記をほぼパクって『斜陽』を書いたことは有名だ。(しかもそのあと太田は太宰と別れ、太宰は別の女のもとへ行ってしまう。)『ヒロインズ』を読んでいると、対岸の火事ではないと感じる。

私は日々の暮らしの中で男女差別に遭ったり、男性に抑圧されていると感じることはほぼないが、それでも男性的な発想に自分で自分を縛っているところはあると思う。もっと自由にものを感じたり、書いたりしていい。

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ドミナントストーリー -わたしは男の子-

『ヒロインズ』の表紙画を描かれたカナイフユキさんのZINE。テーマは「安定的なセルフイメージを手に入れられないこと」ということで、一言で感想を表現するのが難しい。何度も読んで考えていきたい。

また、少し前までZINEという言葉にアレルギーを持っていたが、こういった形容をされる表現も悪くないなと思えるようになった。同人誌というとレトロな感じで、それがいいのだが、ZINEと言うことで届かなかった人にも届くというのがあると思う。ウルフ本は同人誌でありファンジンである。

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進捗

校了日まであと2週間を切りました。大詰めです。
まだ来ていない寄稿原稿以外はほとんど作業が終わりまして、気になった文章やレイアウトを直しているというところです。
ページ数は160で着地しそう。こんなになるとは思ってなかった。

だんだん売上のことが気になってきて、果たして興味を持ってくださる方はいるのか、どう評価されるのか、不安になるが、読者の人を信じてやるしかない。

営業もいろいろ仕込みを考えているけど、まずはいいものを作ることを優先しないと。

一緒にやっている仲間からは、「ウルフ愛がすごい」とコメントを貰っています。