海の響きを懐かしむ

観たもの聴いたもの読んだものの記録と、日記など

Rhetorica#04の(とりあえずの)感想

rheto4.rhetorica.jp

レトリカの新刊、箱入りの二冊で、びっくりするほどボリュームがある。
装丁もきれいで、洗練されたセンスにまず圧倒されます。
まだ全体を読めていないのですが、下記4つの原稿を拝読しました。

Ver.0.0

「生き延びてしまった10年―ゼロ年代の後始末」
私はゼロ年代批評というのは殆ど知らなくて、大学入ったら動ポモを読んでいる先輩がいた、くらいの認識だったので、普通に勉強になりました。それと同時にレトリカメンバーの皆さんの思考過程を垣間見れて、面白く読ませてもらいました。

「私家版一〇年代文学部少史―アカデミズムと在野のはざまで」
文学部出身のおふたりによる回想録形式の対談で、とても面白かったです。
というのも、私は情報系を専攻していましたが、もともとは文学部をめざしており
学習院の文学部哲学科で美術史をやりたかった)
もし自分が文学部に進んでいたらどうなっていたんだろう?と、パラレルワールド的に想像しながら楽しく読みました。
また私も院進して調子がおかしくなったクチなので、共感できるところも多くありました。
後半の、入院された松本さんを見舞う石井さんのお写真に助け合いの友情を感じて、ぐっときてしまいました。

Ver.1.0

「コズミック・ハビタット―都市の呼吸困難」
冒頭の松本さんの論考。正直私のアッパラパーな頭では理解しきれないところが多かったのですが、「暮らし」に肉薄しているあたりは、一時期愛読していた「暮しの手帖」を連想しました。(松浦弥太郎氏や現編集長のものではなく、花森安治本人による「暮しの手帖」における生活の実践について)
「資本主義リアリズム」も購入したので、そちらを読んでから、改めて論考に向き合いたいと思っています。


「アプリケーションはあの顔たちを覚えていてくれるか―二〇一〇年代の画像・カルチャー・SNS
これは普通に読み物として楽しく読みました。おばちゃんなので最後のTikTokのくだりは特に勉強になりました。


残りの原稿も少しずつ読んでいきます、楽しみです!

↓我が家に設置されたレトリカ書籍(とカードキャプターさくらの原画集)の様子